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椎間板ヘルニア ヘルニコア注射vs自然治癒力|3つの選択肢

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こんにちは。三鷹・武蔵境で椎間板ヘルニアの治療を専門に行っている、にこにこ整体院・整骨院の鴨田です。腰の痛みや足のしびれがなかなか治らず、病院で椎間板ヘルニアと診断されると、本当に不安になりますよね。最近、患者さんから「ヘルニコアという治療法があると聞いたのですが、私にも使えますか?」という質問をよくいただきます。

手術は避けたいけれど、薬やリハビリでも改善しない。そんなときに「注射一本で治る」と聞けば、期待するのは当然です。今回は椎間板ヘルニアに悩む方が知っておくべき、ヘルニコア治療の実際と、体が本来持っている自然治癒力についてお話しします。

院長:鴨田

開院以来、多くの椎間板ヘルニアの患者さんを診てきた経験から、治療選択の判断材料と体の持つ驚くべき回復力についてお伝えします

目次

ヘルニコアとは何か

ヘルニコアは正式には「椎間板内酵素注入療法」と呼ばれる治療法です。コンドリアーゼという酵素を椎間板に直接注射することで、飛び出したヘルニアを縮小させる仕組みになっています。2018年から保険適用となり、切らずに治せる新しい選択肢として注目を集めました。

従来の手術と違って皮膚を切開する必要がなく、局所麻酔で行えるため体への負担が少ないことが最大の特徴です。レントゲン透視装置で確認しながら、背中から針を刺して椎間板に薬剤を注入します。治療時間は15分から30分程度で、日帰りから2泊3日程度の入院で済むことがほとんどです。

注入された酵素が椎間板の中の髄核という部分を分解し、神経への圧迫を軽減することで症状の改善を図ります。効果が現れるまでには通常1週間から3ヶ月程度かかり、即効性はありません。しかし、手術に比べると回復期間が短く、仕事復帰も早いという利点があります。

ヘルニコア治療の適応条件

ここで重要なお知らせがあります。ヘルニコア治療は腰椎椎間板ヘルニア専用の治療法であり、頸椎ヘルニアには使えません。さらに、腰椎ヘルニアであっても誰でも受けられるわけではなく、厳密な適応条件があります。

適応となるヘルニアのタイプ

ヘルニコアが効果を発揮するのは「後縦靭帯下脱出型」と呼ばれるタイプのヘルニアです。これは椎間板から飛び出した髄核が、まだ後縦靭帯という組織の下に留まっている状態を指します。MRI検査で椎間板と飛び出た部分がつながって見えることが条件となります。

一方で、ヘルニアが靭帯を突き破って完全に遊離してしまった「遊離脱出型」や「脱出型」では効果が期待できません。また、骨の変形が強い場合や脊柱管狭窄症を併発している場合も適応外となります。つまり、自分のヘルニアがヘルニコアに適しているかどうかは、MRI画像による詳細な診断が必要になるのです。

年齢と症状による制限

ヘルニコア治療を受けられるのは20歳以上の方に限定されています。若年層の椎間板はまだ成長過程にあるため、安全性の観点から適応外とされているのです。また、保存療法を3ヶ月以上行っても改善が見られない場合に検討されることが一般的です。

排尿障害や排便障害といった重篤な神経症状がある場合は、緊急性が高いため手術が優先されます。このような症状が出ている段階では、ヘルニコアの効果が現れるまでの時間を待つことができないためです。過去にヘルニコアを受けたことがある方や、薬剤に対するアレルギーがある方も適応外となります。

体が持つ驚くべき自然治癒力

ここで、椎間板ヘルニアについて多くの方が知らない重要な事実をお伝えします。実は、椎間板ヘルニアの60%以上は自然に吸収されて治る可能性があるのです。手術やヘルニコアなどの治療を受けなくても、体が本来持っている免疫機能によってヘルニアが縮小していくメカニズムが存在します。

マクロファージによる貪食作用

椎間板から飛び出した髄核は、体内では「異物」として認識されます。すると、白血球の一種であるマクロファージという貪食細胞が集まってきて、この異物を少しずつ分解・吸収していくのです。この自然吸収のメカニズムは医学的に証明されており、MRI画像で大きなヘルニアが数ヶ月後には跡形もなく消えている症例も数多く報告されています。

興味深いことに、小さなヘルニアよりも大きなヘルニアのほうが早く吸収される傾向があることが研究で明らかになっています。特に、椎間板を完全に突き破って飛び出している「脱出型」や「遊離型」のヘルニアは、血流が豊富な部位に接触するため免疫反応が活発になり、マクロファージによる吸収が進みやすいのです。

つまり、ヘルニコアが適応外とされる遊離型ヘルニアこそ、実は自然吸収されやすいタイプだということです。研究によると、約25%の患者さんは3ヶ月以内にヘルニアが自然吸収されており、多くの場合は保存療法で十分に改善する可能性があります。

自然治癒力を最大限に引き出す整体アプローチ

ヘルニコアが酵素でヘルニアを分解するのに対し、私たちの体はマクロファージという免疫細胞を使って自然に分解・吸収する能力を持っています。では、このマクロファージが最適に働ける環境を整えれば、ヘルニコアと同様の効果が期待できるのではないでしょうか。

当院の整体アプローチは、まさにこの考え方に基づいています。マクロファージが効率よく働くためには、十分な血流と適切な免疫反応が必要です。体のバランスが崩れ、姿勢が悪い状態では、患部周辺の血流が滞り、免疫細胞が十分に届かなくなってしまいます。また、自律神経のバランスが乱れると免疫機能全体が低下し、自然治癒力が発揮できません。

当院では、物理学の法則に基づいて体のバランスを整えることで、患部への血流を改善し、マクロファージが最大限に働ける環境を作り出します。さらに、自律神経を整えることで免疫機能を正常化し、体が本来持っている治癒力を引き出していくのです。これは決して奇跡的な話ではなく、体の仕組みを理解した科学的なアプローチなのです。

治療の効果と成功率

ヘルニコア治療の臨床試験データによると、有効率は約70%から80%とされています。つまり、10人中7人から8人に何らかの効果が見られるという計算です。ただし、完全に症状がなくなるケースもあれば、痛みやしびれが軽減する程度に留まるケースもあり、効果には個人差があります。

効果を実感するまでの期間も人それぞれで、早い方では1週間程度から改善を感じ始めますが、多くの場合は1ヶ月から3ヶ月かけて徐々に良くなっていきます。この遅効性が、ヘルニコア治療の特徴であり、忍耐が必要な点でもあります。日常生活に支障が出ている方にとって、この待機期間は辛いものかもしれません。

残念ながら、すべての方に効果があるわけではなく、約20%から30%の方は効果が不十分で別の治療法を検討する必要が出てきます。また、一度は改善しても数年後に再発するケースもあり、根本的な生活習慣の改善が欠かせません。効果が得られなかった場合は、内視鏡手術など他の低侵襲手術を検討することになります。

費用と副作用について

ヘルニコア治療は保険適用となっており、3割負担の方で約6万円から7万円程度の自己負担となります。入院費用や検査費用を含めると、トータルで8万円から10万円程度を見込んでおく必要があります。手術に比べれば費用は抑えられますが、効果が不十分だった場合に再度治療が必要になることも考慮しておきましょう。

主な副作用とリスク

ヘルニコア治療で最も注意すべき副作用はアナフィラキシーショックです。これは薬剤に対する急激なアレルギー反応で、非常に稀ですが命に関わることもあります。そのため、治療後は必ず数時間から1日程度の経過観察が必要です。治療を受ける施設に救急対応の体制が整っているかを確認することも大切です。

その他の副作用としては、注射部位の痛みや腰痛の一時的な悪化が報告されています。これは薬剤による炎症反応で、通常は数日から1週間程度で治まります。また、まれに椎間板の高さが減少して腰椎が不安定になることがあり、長期的には腰痛が残る可能性も指摘されています。

治療後は激しい運動や重労働を避け、徐々に日常生活に戻していく必要があります。デスクワークであれば2日から1週間程度で復帰できますが、肉体労働の場合は1ヶ月以上の安静が必要になることもあります。仕事内容によって復帰時期が大きく異なるため、職場との調整も事前に行っておくことが重要です。

手術との比較

ヘルニコア治療と従来の手術を比較すると、それぞれにメリットとデメリットがあります。手術は効果の確実性が高く、重症例にも対応できる一方で、体への負担が大きく入院期間も長くなります。一般的な手術では1週間から2週間の入院が必要で、完全な社会復帰まで1ヶ月から3ヶ月かかることも珍しくありません。

ヘルニコアは低侵襲で回復が早い反面、適応が限定的で効果にも個人差があります。手術であれば遊離脱出型のヘルニアにも対応できますが、ヘルニコアでは治療できません。また、手術は効果が即座に現れることが多いのに対し、ヘルニコアは効果発現まで時間がかかります。

どちらを選ぶべきかは、ヘルニアのタイプ、症状の重症度、年齢、仕事内容、ライフスタイルなど、総合的な判断が必要です。「切らないから良い」「手術だから悪い」という単純な考え方ではなく、自分の状況に最適な治療法を選択することが大切です。医師と十分に相談し、メリットとデメリットを理解したうえで決断しましょう。

ヘルニコアが使えない場合の選択肢

頸椎ヘルニアの方や、腰椎ヘルニアでも適応外のタイプの方にとって、ヘルニコアが使えないと知ったときの落胆は大きいでしょう。しかし、先ほどお伝えしたように、椎間板ヘルニアの多くは体の自然治癒力によって改善する可能性があります。選択肢はヘルニコアと手術だけではないのです。

保存療法の可能性と自然吸収

椎間板ヘルニアの約60%以上は保存療法で改善すると言われています。自然にマクロファージが働いてヘルニアが吸収され、消失するケースも決して珍しくありません。鎮痛剤や神経ブロック注射、理学療法などの組み合わせで、時間はかかっても症状が軽減していくことが多いのです。

当院では、開院以来20年以上にわたって椎間板ヘルニアの患者さんを診てきました。その経験から断言できるのは、ヘルニアの原因は一人ひとり異なるということです。姿勢の問題、筋力のアンバランス、日常動作の癖、ストレスなど、複数の要因が絡み合って症状を引き起こしています。

そのため、当院では初回に時間をかけて詳細な検査を行い、あなたのヘルニアの本当の原因を突き止めます。姿勢分析ソフトを使った客観的なデータと、西洋医学・東洋医学に基づく医学的検査、さらに独自のバランス検査を組み合わせることで、原因を特定していきます。原因が分かれば、それに対する最適なアプローチが見えてくるのです。

当院の整体アプローチで自然治癒力を最大化

当院の整体は、物理学の法則に基づいて体のバランスを整える独自の技術です。力任せにボキボキするようなことはせず、乳幼児から年配の方まで安心して受けていただける優しい施術を提供しています。柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師という4つの国家資格を持つ院長が、初回検査から改善まで一貫して担当します。

体のバランスを整えることで患部への血流が改善され、マクロファージをはじめとする免疫細胞が効率よく働ける環境が整います。自律神経のバランスも調整することで、免疫機能全体が活性化し、体が本来持っている自然治癒力が最大限に発揮されるのです。これは単なる対症療法ではなく、根本から体の回復力を引き出すアプローチです。

椎間板ヘルニアと当院の整体法は非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。手術を勧められていた方が、数ヶ月の施術で日常生活に支障がなくなり、手術を回避できた例も少なくありません。ヘルニコアの適応外と言われた遊離型ヘルニアの方でも、マクロファージによる自然吸収が進みやすいタイプですから、整体で環境を整えることで改善の可能性は十分にあります。

治療選択で迷ったら

椎間板ヘルニアの治療選択は、人生における重要な決断の一つです。ヘルニコア治療は画期的な選択肢ですが、万能ではありません。適応条件を満たしていても効果が得られないことがあり、逆に適応外でも体の自然治癒力を引き出すことで大きく改善することもあります。

大切なのは、一つの治療法に固執せず、自分の状況を客観的に把握して最適な選択をすることです。医師の説明をしっかり聞き、分からないことは遠慮なく質問しましょう。セカンドオピニオンを求めることも、決して失礼なことではありません。

また、どの治療法を選ぶにしても、日常生活での姿勢や動作の改善は欠かせません。治療で一時的に良くなっても、根本的な原因を放置していれば再発のリスクは高まります。痛みを取り除くことと、痛みの出ない体を作ることは別の問題なのです。

体の声に耳を傾けて

ヘルニコアという新しい治療法は、確かに素晴らしい選択肢の一つです。しかし、私たちの体には本来、マクロファージという免疫細胞を使ってヘルニアを自然に吸収する力が備わっています。この自然治癒力を最大限に引き出すことができれば、注射や手術に頼らずに改善することも十分に可能なのです。

当院には、病院で手術を勧められた方、ヘルニコアの適応外と言われた方、何年も症状に悩まされている方など、さまざまな状況の患者さんが来院されます。一人ひとりの状態は異なりますが、共通しているのは「何とかして良くなりたい」という強い思いです。その思いに応えるために、私たちは最善を尽くします。

椎間板ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。手術やヘルニコアといった治療法について悩んでいる方、保存療法で本当に良くなるのか不安な方、体の自然治癒力を引き出す方法を知りたい方は、一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください。30年以上の臨床経験と、20年以上にわたる椎間板ヘルニア治療の実績をもとに、あなたに最適なアドバイスをさせていただきます。元気で楽しい毎日を取り戻すために、一緒に最善の道を探していきましょう


院長:鴨田

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