
院長:鴨田お気軽にご相談ください!
こんにちは。にこにこ整体院・整骨院 三鷹武蔵境院の鴨田です。
普段はそれほど腰が気にならないのに、生理が始まると腰が重くなる。下腹部の痛みと一緒に腰まで痛くなり、立っているのも座っているのもつらい。そんな経験はありませんか。
生理痛というと下腹部の痛みを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、腰痛も生理に伴って現れる代表的な症状のひとつです。
ただし、生理のたびに腰が痛むからといって、すべてを「いつもの生理痛」と考えてよいわけではありません。痛みが出る時期や強さ、生理以外の日にも腰が痛むのかなどを整理することで、今の状態を考える手がかりになります。


この記事では、生理の時期に腰が痛くなる理由と、自分で確認しておきたいポイント、婦人科へ相談した方がよい場合についてお伝えします。




生理中の腰痛は、「いつ痛むのか」「生理が終わるとどうなるのか」を確認することが大切です
月経に伴って起こる強い下腹部痛や腰痛などの症状は、月経困難症でみられることがあります。
特に、明らかな婦人科疾患が見つからない機能性月経困難症では、月経時に子宮内膜から産生される「プロスタグランジン」という物質が痛みに関係すると考えられています。
プロスタグランジンには子宮を収縮させ、経血を外へ排出するための働きがあります。しかし、その作用が強くなると子宮が過剰に収縮し、下腹部痛だけでなく腰痛などを伴うことがあります。
そのため、生理が始まる頃から下腹部と腰が一緒に痛くなり、生理が進むにつれて次第に軽くなるという方もいらっしゃいます。
一方で、腰の痛みをすべて生理だけの問題として考える必要もありません。
長時間のデスクワークや立ち仕事、中腰での作業などが続けば、生理とは関係なく腰まわりに負担がかかることがあります。
普段から腰が張りやすい方が、生理の時期になると下腹部痛や身体のだるさも重なり、「いつも以上に腰がつらい」と感じることも考えられます。
「生理だから腰が痛い」と一つの原因に決めつけるのではなく、月経に伴う症状と、普段の腰への負担を分けて考えることが大切です。
生理のたびに腰が痛む場合は、痛い場所だけを見るのではなく、症状がどのように現れているのかを整理してみましょう。
まず確認したいのが、生理周期と腰痛がどの程度一致しているかです。
生理が始まる直前から腰が重くなり、生理1~2日目に強くなって、その後徐々に軽くなるのか。それとも、生理が終わったあとも腰痛が続いているのかによって、考え方は変わります。
毎月のように同じ時期に腰痛が強くなるのであれば、生理との関係を考える手がかりになります。一方、生理と関係なく腰痛が続く場合には、一般的な腰痛として別の原因も考える必要があります。
腰だけが痛いのか、それとも下腹部痛、吐き気、頭痛、だるさなども一緒に現れているのかも確認してみましょう。
月経困難症では、腰痛だけでなく下腹部痛や腹部の張り、吐き気、頭痛、疲労感など、複数の症状が重なって現れることがあります。
「腰が痛い」という症状だけを見るのではなく、生理期間中に身体全体でどのような変化が起きているのかを把握しておくことが大切です。
以前から生理のときに腰が痛かったとしても、痛み方が変化している場合には注意が必要です。
「数年前より明らかに痛くなった」「以前は普通に仕事ができたのに、最近は横にならないとつらい」「痛む日数が長くなった」という変化があれば、一度婦人科で相談することも考えてください。
毎月繰り返している症状ほど変化に気づきにくいため、以前と比べてどうなのかという視点を持っておくとよいでしょう。
腰がつらい日に、痛みをなくそうとして無理に身体を伸ばしたり、強く揉んだりする必要はありません。
まずは長時間同じ姿勢を続けないようにし、身体を冷やさず、その日の体調に合わせて無理のない範囲で過ごしてみてください。
温めることで楽に感じる場合には、入浴したり、低温やけどに注意しながら下腹部や腰まわりを温めたりする方法もあります。
反対に、身体を動かすことで痛みが強くなる場合や、横になっていても強い痛みが続く場合には、無理に運動を続けないようにしましょう。
生理痛のときに行うストレッチやマッサージについては、それぞれ注意点もあるため、別の記事で詳しくお伝えします。
生理に伴う腰痛そのものは珍しい症状ではありません。しかし、痛みが強い場合や以前とは症状が変わってきた場合には、婦人科疾患が隠れていないかを確認することも大切です。
月経困難症には、明らかな病気が見つからない機能性月経困難症だけでなく、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などが関係して起こる器質性月経困難症があります。
特に次のような変化がある場合は、自己判断で腰だけをケアするのではなく、婦人科への相談を検討してください。
こうした場合は、整体で腰の状態だけを確認するよりも、まず婦人科で子宮や卵巣などに問題がないかを確認することが優先されます。
婦人科で必要な検査を受けたうえで、生理の時期になると腰まわりの張りや身体のこわばりが強くなるという場合には、身体の状態にも目を向けてみましょう。
腰痛は、同じ姿勢を長く続けることや、仕事・家事などで腰への負担が重なることでも起こります。
痛みがあると身体に力が入り、普段とは違う座り方や歩き方になることもあります。その結果、生理に伴う症状に腰まわりの筋肉の緊張などが重なっている方もいらっしゃいます。
当院では「生理だから腰が痛い」「骨盤が歪んでいるから痛い」と最初から原因を決めるのではなく、生理周期と痛みの関係、普段の腰の状態、姿勢や動き方、筋肉の緊張などを確認しながら身体をみていきます。
整体や鍼灸は婦人科で行う診断や治療の代わりになるものではありません。必要な医療を受けたうえで、腰まわりの負担や身体の緊張などについて別の角度から考える選択肢のひとつです。
毎月腰が痛くなるものの、生理との関係がはっきり分からない場合には、数回の生理について簡単に記録してみる方法があります。
記録してみると、「生理初日だけ腰が痛い」「生理の数日前から始まる」「実は生理が終わってからも続いている」など、自分では気づいていなかった傾向が見えてくることがあります。
婦人科や施術院へ相談するときにも、このような情報があると症状の経過を伝えやすくなります。
生理中に腰が痛むこと自体は珍しくありませんが、「毎月のことだから仕方がない」と痛みを我慢し続ける必要はありません。
まずは腰痛が生理周期とどのように関係しているのか、下腹部痛など他の症状を伴っているのか、以前より悪化していないかを確認してみましょう。
強い痛みや症状の変化がある場合には婦人科での確認を優先し、そのうえで普段の姿勢や腰への負担、身体の緊張なども気になる場合には、身体の状態を見直すという方法があります。
当院で考えている生理痛への対応や、整体・鍼灸を含めた身体へのアプローチについては、生理痛の症状別ページで詳しくご紹介しています。生理のたびに腰痛やさまざまな不調を繰り返している方は、あわせてご覧ください。

