偽痛風

偽痛風とは

偽痛風は、関節にリン酸カルシウムという結晶がたまることで、関節に急性の炎症や激しい痛み、腫れが起こる病気です。痛風が尿酸の結晶が原因であるのに対し、偽痛風はリン酸カルシウムの結晶が原因であるため、名前が似ていますが別の病気です。

この結晶は、加齢とともに軟骨にたまりやすくなると言われています。特に膝や手首、肘などの大きな関節に発症することが多く、急に激しい痛みが現れるのが特徴です。

偽痛風の正確な患者数は把握が難しいとされていますが、厚生労働省のデータによると、関節リウマチや痛風など、関節の炎症を引き起こす疾患全体の患者数は増加傾向にあります。

偽痛風は高齢者に多く見られる疾患であり、特に日本の高齢化が進む中で、潜在的な患者数は増えていると考えられます。

ある調査によると、X線検査を受けた60歳以上の約半数に関節軟骨へのピロリン酸カルシウム沈着が見られたという報告もあり、自覚症状のない人も含めると、かなりの数の人がこの結晶を持っている可能性があります。

偽痛風の発作は通常、数日から数週間で自然に落ち着くことが多いです。しかし、根本的な原因であるリン酸カルシウムの結晶が関節に残っている限り、発作は繰り返し起こる可能性があります。

発作が頻繁に起こるようになると、関節の炎症が慢性化し、関節の軟骨や骨が少しずつ破壊されていくこともあります。最終的には、関節の変形が進み、痛みが常態化して日常生活に支障をきたす可能性もあります。

最悪の場合、歩行が困難になったり、手を使う細かい作業ができなくなったりして、好きな仕事や趣味を諦めざるを得なくなるかもしれません。そうなると、生活の質が著しく低下し、精神的にも大きな負担を感じることになります。

偽痛風の原因

開院以来、偽痛風で発作を起こしている方や、過去に発作を経験して二度と同じ症状で苦しみたくないと考えている方に多く来院頂いています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、偽痛風の原因はひとつではないということです。

偽痛風の原因として次のものが挙げられます。

偽痛風の原因は、加齢による関節軟骨の変化だけでなく、遺伝的な体質、代謝異常、過去の怪我など、複数の要因が複雑に絡み合って生じることが多いです。

単一の原因で発症するわけではなく、これらの要因が重なり合った結果、関節内にピロリン酸カルシウムの結晶が蓄積し、何らかのきっかけで結晶が剥がれ落ちることで激しい炎症発作を引き起こします。そのため、表面的な症状だけでなく、根本的な原因を見極めることが非常に重要になります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

偽痛風への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛みを一時的に抑える対症療法が中心のため、根本的な改善にはつながりにくい場合があります。また、長期的な服用は胃腸への負担など、副作用のリスクも伴います。

関節内注射

即効性はありますが、効果は一時的です。何度も繰り返すと関節組織を弱める可能性があり、根本的な解決にはなりません。また、注射時の痛みや感染のリスクもゼロではありません。

安静

急性期の痛みには有効ですが、長期間の安静は関節の可動域を狭め、筋力を低下させてしまう可能性があります。

物理療法

痛みの緩和には役立ちますが、これもあくまで対症療法であり、ピロリン酸カルシウムの結晶が沈着しやすい体質そのものや、関節の状態を根本的に改善するものではありません。

偽痛風を改善するために

まずは偽痛風の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、偽痛風の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ、偽痛風が整体で改善するのか

偽痛風は、関節に炎症を起こす結晶がたまることが原因です。しかし、そもそもなぜその結晶がたまり、炎症が起きるのか、その根本的な原因は、体の歪みやバランスの乱れにあると私たちは考えています。

体の歪みを整え、関節への負担を軽減する

骨盤や背骨、足首などの体の歪みは、特定の関節に過度な負担をかけます。特に体重を支える膝は、体の歪みの影響を受けやすい部位です。整体で体の歪みを整え、バランスを修正することで、関節にかかる負担を軽減し、結晶が沈着しにくい環境を作ります。

血行を促進し、老廃物の排出を助ける

体の歪みは、筋肉の緊張や血行不良を引き起こします。血行が悪くなると、結晶の元となる老廃物がスムーズに排出されず、関節にたまりやすくなります。整体で筋肉の緊張を緩め、血行を促進することで、老廃物の排出を促し、関節の健康をサポートします。

自然治癒力を高める

体のバランスが整い、血行が改善されると、体本来が持つ自然治癒力が最大限に発揮されます。痛みで固まってしまった関節の動きも滑らかになり、自己回復能力が高まります。

だからこそ、偽痛風の根本的な原因にアプローチできる整体は、この症状で悩む方に非常に有効なのです。対症療法だけでは解決しない、体の内側から健康を取り戻すサポートをいたします。

偽痛風のQ＆A

偽痛風と診断されたのですが、痛風とは何が違うのですか？

痛風は尿酸という物質の結晶が原因で起こるのに対し、偽痛風はリン酸カルシウムという物質の結晶が原因です。痛風は足の親指の付け根に発作が起きやすいですが、偽痛風は膝や手首、肩など大きな関節に起こりやすいという違いもあります。

一度発作が起きると、一生この痛みに悩まされるのでしょうか？

適切なケアをせずにいると発作を繰り返す可能性はありますが、関節のバランスを整え、結晶が沈着しにくい体づくりをすることで、発作の頻度を減らし、痛みに悩まされない生活を取り戻すことは十分に可能です。

痛風のように食事制限は必要ですか？

偽痛風は痛風と異なり、食事制限は根本的な解決にはなりません。食生活よりも、体のバランスを整え、関節に負担をかけない体づくりが大切です。

偽痛風は自然に治るものですか？

発作による痛みは一時的に治まりますが、根本原因である結晶がなくなるわけではないため、放置すると再発する可能性が高いです。

手首や肘だけでなく、他の関節にも症状が出ますか？

偽痛風は、手首や肘だけでなく、膝や肩、足首など全身の関節に起こる可能性があります。特に負担がかかりやすい大きな関節に起こりやすいのが特徴です。そのため、痛む部位が複数ある方も少なくありません。

どうすれば発作を予防できますか？

発作を予防するには、関節への負担を減らすことが重要です。正しい姿勢や身体の使い方を身につけ、関節に偏った負荷がかからないようにすることが大切です。また、疲労をためないようにすることも予防につながります。

発作が起きた時、やってはいけないことはありますか？

発作が起きた際は、無理に動かさず、安静にすることが最も重要です。患部を冷やして炎症を抑え、無理な動作やマッサージは避けてください。

偽痛風に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と偽痛風は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

偽痛風は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。