股関節のつまり

むずむず脚症候群とは

股関節のつまりとは、股関節を動かした時に、骨や組織が引っかかったり、擦れたりするような違和感や不快感、痛みを感じる状態を指します。

これは、関節の可動域が狭くなったり、スムーズな動きが妨げられたりすることで起こります。股関節は球状の骨頭が受け皿にはまり込むような構造をしており、様々な方向に動くことができますが、何らかの原因でこの動きが阻害されると「詰まり」として感じられるのです。

股関節のつまりそのものの正確な患者数は、厚生労働省による大規模な調査データはありません。しかし、股関節に痛みを抱える人は、国内に推定で約300万人以上いるとされています。変形性股関節症の患者数だけでも約500万人いるという報告もあります。

特に40代以上の女性に多く見られる症状であり、デスクワークの増加や運動不足など、生活習慣の変化も影響していると考えられます。

股関節のつまりを放置すると、日常生活の様々な場面で不便が生じ、QOL（生活の質）が著しく低下する可能性があります。始めは座りっぱなしや立ち上がりの際に感じる程度の違和感でも、進行すると歩行時や階段の昇り降り、さらには安静時にも痛みを伴うようになります。

趣味のスポーツや旅行、買い物といった活動にも支障をきたし、体を動かすこと自体が億劫になってしまうかもしれません。また、股関節の不調を庇うことで、膝や腰、肩など全身のバランスが崩れ、新たな痛みの原因となることも少なくありません。

最終的には、痛みによって好きなことを諦めなければならなくなり、精神的なストレスや落ち込みにもつながることが考えられます。手術を検討するような重篤な状態に進行する前に、適切なケアを行うことが重要です。

股関節のつまりの原因

開院以来、幾人もの股関節のつまりでお困りの方が来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、股関節のつまりの原因はひとつではないということです。

股関節のつまりの原因として次のものが挙げられます。

股関節のつまりは、一つの原因だけで引き起こされることは稀です。多くの場合、複数の要因が複雑に絡み合って発症します。

例えば、長時間のデスクワークで姿勢が悪くなると、股関節周りの筋肉が硬くなり骨盤も歪みます。さらに、その状態が続くと体重を支える筋肉も衰え関節に負担がかかるという悪循環に陥ります。

このように、生活習慣や体の状態、年齢といった複数の要因が複合的に作用し、股関節の不調を引き起こしているのです。根本的な改善を目指すには、これらの要因全体にアプローチすることが不可欠です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

股関節のつまりへの対応として、次のようなものが一般的です。

運動療法

プロフェッショナルの指導のもと、継続的に運動を続ける必要があり、負荷を最適に保つための根気が必要です。動きによっては症状が悪化することもあるため、見極めが重要になります。

薬物療法

あくまで痛みを一時的に抑える対症療法であり、根本的な解決にはなりません。また、長期的な使用は胃腸への負担など、副作用のリスクも伴います。

関節内注射

一時的な痛みの緩和効果は期待できますが、根本的な原因を取り除くものではありません。また、注射の頻度や回数には制限があります。

物理療法

症状の一時的な緩和効果は期待できますが、根本的な体の歪みや筋肉のバランスの悪さを改善するものではありません。

股関節のつまりを改善するために

まずはあなたの股関節のつまりの原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、股関節のつまりの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

股関節のつまりのQ＆A

股関節のつまりは自然に治りますか？

股関節のつまりは、放置すると悪化しやすい傾向にあります。一時的に良くなったと感じても、根本的な原因が解決されていない限り、再発する可能性が高いです。早めのケアで進行を防ぐことが重要です。

股関節のつまりがある人がやってはいけないことは何ですか？

痛みや詰まりが強い時に無理にストレッチをしたり、急な運動をしたりすることは避けるべきです。痛みを我慢して動かすと、かえって症状を悪化させる可能性があります。まずは専門家にご相談ください。

股関節の痛みと詰まりは別物ですか？

股関節の詰まりは、痛みの前段階として現れることが多い症状です。詰まり感を放置すると、関節や筋肉への負担が増え、やがて痛みに変わる可能性があります。詰まりの段階で適切なケアを行うことが大切です。

病院に行っても「異常なし」と言われるのはなぜですか？

病院の検査は、骨や関節の構造的な異常や炎症の有無を確認することが主です。そのため、画像診断では映らない筋肉や筋膜の硬さ、姿勢の歪みなどが原因の場合は、異常なしと診断されることがよくあります。

股関節のつまりと腰痛は関係ありますか？

大いに関係があります。股関節と骨盤、腰は連動して動いています。股関節の動きが悪いと、その動きを補おうとして腰に過剰な負担がかかり、腰痛を引き起こすことがあります。

股関節のつまりは、左右どちらかに偏って起こるものですか？

スポーツや日常生活で利き手や利き足を使う癖、座り方などの偏った体の使い方によって、左右どちらか一方にのみ症状が出ることが多いです。しかし、全体的な体のバランスが崩れているため、放置すると反対側にも症状が出る可能性があります。

若い人でも股関節が詰まることはありますか？

はい、年齢に関係なく股関節のつまりは起こります。スポーツをしている方や、長時間のデスクワークなど、特定の生活習慣や体の使い方によって、若い方でも股関節の筋肉が硬くなり、つまりの症状が出ることがあります。

股関節のつまりに悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と股関節のつまりは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

股関節のつまりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。