手首の骨折後遺症

手首の骨折後遺症とは

手首の骨折後遺症とは、手首の骨折が治癒した後に、痛みや可動域の制限、変形、しびれなどが慢性的に残ってしまう状態を指します。骨折が治ったからといって元の状態に完全に戻るわけではなく、骨折した部位や治療法、リハビリの状況によって、後遺症が残ることがあります。

手首の骨折は、正式には「橈骨遠位端骨折（とうこつえんいたんこっせつ）」と呼ばれ、高齢者や閉経後の女性に多く見られます。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、手首の骨折を含む骨折の患者数は増加傾向にあります。

特に高齢者の転倒による手首の骨折は非常に多く、その後の後遺症に悩む方も少なくありません。正確な後遺症患者数のデータはありませんが、骨折患者の増加に伴い、後遺症に悩む方も増えていると考えられます。

手首の骨折後遺症を放置すると、日常生活にさまざまな支障が出てきます。

初期は一時的な痛みや違和感だったものが、徐々に慢性化し、動かすたびに痛みが走るようになります。すると、無意識のうちに手首をかばうようになり、肩や首、さらには背中や腰にまで負担がかかって、全身のバランスが崩れてしまいます。

その結果、趣味のスポーツや仕事に打ち込めなくなるだけでなく、食事の準備や入浴、着替えといった普段の生活動作にも支障をきたすようになります。

最悪の場合、手首の関節が固まってしまい、元のように動かせなくなる関節拘縮を引き起こすリスクがあります。そうなると、日常生活のあらゆる場面で不便を感じ、仕事や趣味、さらには精神的な健康にまで大きな影響を与えかねません。

手首の骨折後遺症の原因

開院以来、多くの手首の骨折後遺症でお困りの方が来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、手首の骨折後遺症の原因はひとつではないということです。

手首の骨折後遺症は、単一の原因で起こるわけではなく、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。

手首の骨折後遺症は、ひとつの原因だけで起きているわけではありません。

例えば、骨折後の長期間の固定によって関節が硬くなる関節拘縮が起きると、その動きを補おうとして周囲の筋肉が過剰に緊張します。さらに、その影響で血行不良が起き、痛みが慢性化するなど、複数の問題が複雑に絡み合って症状を引き起こしていることがほとんどです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

手首の骨折後遺症への対応として、次のようなものが一般的です。

リハビリテーション

痛みを伴う場合があり、継続的な通院が必要です。また、自己流で無理な動きをすると、かえって症状が悪化するリスクがあります。

薬物療法

痛みの原因そのものを解決するものではないため、根本的な改善にはつながりません。長期間の使用による副作用や、効果が薄れていく可能性も考慮する必要があります。

物理療法

症状の一時的な緩和は期待できますが、根本的な原因である関節や筋肉のバランスの歪みにはアプローチできません。

装具療法

あくまで手首のサポートが目的のため、根本的な原因解決にはなりません。また、長時間の装着で血行不良や筋力低下を招くこともあります。

手術

体への負担が大きく、術後のリハビリ期間も長くなります。また、必ずしも痛みが完全になくなるわけではなく、再発や合併症のリスクもゼロではありません。

手首の骨折後遺症を改善するために

まずはあなたの手首の骨折後遺症の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、手首の骨折後遺症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

手首の骨折後遺症のQ＆A

手首の骨折後遺症は自然に治りますか？

残念ながら、手首の骨折後遺症が自然に治ることはほとんどありません。痛みの原因が、骨のずれや筋肉、関節の硬さに起因している場合、適切なアプローチをしない限り、症状は慢性化してしまいます。

骨折後遺症がある場合、やってはいけないことは何ですか？

痛みが走るような無理な動きや、手首に過度な負担をかけることは避けるべきです。また、自己流のマッサージやストレッチも、症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

骨折後遺症の痛みを和らげるために、自分でできることはありますか？

痛みがある時に無理をしないことが一番大切です。無理に動かしたり、重いものを持ったりすることは避けましょう。ただし、全く動かさないでいると、関節がさらに固まってしまうので、痛みのない範囲でゆっくりと動かすことも重要です。

骨折した手首は、もう以前のように動かせるようになりませんか？

適切なアプローチをすれば、以前のように動かせるようになる可能性は十分にあります。硬くなった関節や筋肉を丁寧に緩め、身体全体のバランスを整えることが大切です。

痛みがないのに違和感だけが残るのはなぜですか？

骨折後のギプス固定により、手首の感覚神経が鈍くなったり、筋肉や靭帯が硬くなったりすることで違和感が残ることがあります。痛みとは違う不快感も、身体の不調のサインです。

なぜ、天気が悪いと古傷が痛むのですか？

気圧の変化が、患部の血流や神経に影響を与えることが原因と考えられています。手首周辺の血行が悪いと、この影響を受けやすくなります。

何年経っても痛みが引かないことはありますか？

はい、あります。適切なケアをせずに放置すると、痛みが慢性化してしまい、何年経っても症状が改善しないケースは珍しくありません。

手首の骨折後遺症に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と手首の骨折後遺症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手首の骨折後遺症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。