産後の股関節痛

産後の股関節痛の症例報告

産後の股関節痛とは

産後の股関節痛とは、出産後に骨盤の不安定性や筋肉のバランスの乱れが原因で股関節周囲に痛みが生じる状態を指します。出産時には、リラキシンというホルモンが分泌され、骨盤の靭帯が緩みます。この変化が、産後の体の回復期に股関節への負担を増大させ、痛みの原因となるのです。

産後の股関節痛のみに特化した公的な調査データは限られていますが、出産経験のある女性の約2割が何らかの身体的な不調（腰痛、骨盤痛、股関節痛など）を感じているという報告があります。

日本国内で年間約80万人の赤ちゃんが生まれていることを考えると、毎年15万人以上の女性が産後の身体の痛みに悩んでいると推測されます。

産後の股関節痛を放置すると、痛みをかばうために不自然な姿勢や歩き方になり、骨盤の歪みが固定されてしまいます。その結果腰痛や膝痛、肩こりなど他の部位にも痛みが広がる可能性があります。

痛みが慢性化すると、子どもの抱っこや立ち仕事、階段の昇り降りといった日常動作が困難になり、日常生活に支障をきたすだけでなく、精神的なストレスにもつながります。

さらに症状が進行すると、将来的に変形性股関節症といったより深刻な状態を引き起こすリスクも高まり、大好きな趣味や外出もできなくなるかもしれません。

思春期特発性側弯症の原因

開院以来、当院には産後の股関節痛でお困りの方が多く来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、産後の股関節痛の原因はひとつではないということです。

産後の股関節痛の原因として次のものが挙げられます。

産後の股関節痛は、一つの原因で起こるわけではなく、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。妊娠中に分泌されるホルモンの影響で骨盤が緩むだけでなく、出産時に骨盤が歪んだり、育児による不自然な姿勢が続いたりすることで、股関節周りの筋肉や靭帯に大きな負担がかかります。

さらに、運動不足による筋力低下が加わることで、痛みがより悪化してしまうのです。これらの要因が積み重なることで、慢性的な股関節痛へとつながります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

産後の股関節痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の股関節痛への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

湿布や痛み止めはあくまで一時的に痛みを抑えるものであり、根本的な原因を解決するものではありません。

運動療法・理学療法

痛みが強い時期に行うと、かえって症状を悪化させてしまうリスクがあります。また、専門家の指導のもとで継続的に行う必要があり、忙しい育児中の母親には負担となる場合があります。

骨盤ベルトの着用

正しく着用しないと効果が得られず、逆に不快感や痛みを引き起こすことがあります。また、骨盤の安定は図れますが、痛みそのものを根本的に解決するものではありません。

物理療法

痛みのある部分を一時的に楽にすることはできますが、骨盤の歪みなど根本的な原因を解決する効果は期待できないことがあります。

産後の股関節痛を改善するために

まずはあなたの産後の股関節痛の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、産後の股関節痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ産後の股関節痛が整体で改善するのか

産後の股関節痛は、骨盤の歪みとそれに伴う全身のバランスの崩れが根本的な原因です。整体では、ただ痛い部分だけを揉みほぐすのではなく、この根本原因にアプローチしていきます。

骨盤の歪みを整える

出産で開いた骨盤や、育児による負担で歪んだ骨盤を、当院独自の整体法で丁寧に元の位置へと戻していきます。骨盤が安定することで、股関節への余分な負担が軽減されます。

筋肉のバランスを調整する

骨盤の歪みによって緊張してしまった股関節周りや、太もも、お尻の筋肉を緩め、正しい働きができるように調整します。これにより、痛みを引き起こしている根本的な原因を取り除きます。

姿勢を改善する

痛みをかばうことで身についた不自然な姿勢を、骨盤や背骨を整えることで改善し、正しい姿勢へと導きます。

このように、整体は産後の股関節痛を引き起こしている根本的な原因に総合的にアプローチするため、その場限りの効果ではなく、痛みの再発を防ぐことにもつながります。

産後の股関節痛のQ＆A

産後の股関節痛は自然に治りますか？

出産後の体の回復とともに自然に痛みが引く方もいますが、骨盤の歪みが残っていたり、育児による負担が続くことで慢性化するケースも少なくありません。

産後の股関節痛のときにやってはいけないことは何ですか？

痛みがあるのに無理に動いたり、痛みを我慢して重いものを持つことです。痛みを無視して生活を続けると、状態が悪化し、回復が遅れる可能性があります。

骨盤ベルトはいつまでつけ続ければいいですか？

骨盤ベルトは骨盤の不安定さを補助してくれるもので、痛みの強い時期に有効です。しかし、頼りすぎると筋力が低下することもありますので、痛みが和らいだら徐々に外していくことをおすすめします。

痛くても運動したほうがいいですか？

無理に運動する必要はありません。痛みが強いときは安静にすることが大切です。痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲でウォーキングやストレッチから始めて、徐々に筋力をつけていくと良いでしょう。

産後の股関節痛は二人目の出産にも影響しますか？

影響する可能性はあります。一人目の出産で骨盤の歪みが残ったままですと、二人目の出産でさらに歪みがひどくなり、痛みが強くなることがあります。早めにケアすることをおすすめします。

股関節の痛みが腰痛や膝痛の原因になることはありますか？

はい、あります。股関節の痛みをかばって歩くことで、姿勢が崩れて重心が不安定になり、腰や膝に余分な負担がかかってしまうことがあります。

授乳中でも痛み止めを飲んで大丈夫ですか？

痛み止めは医師や薬剤師に相談してから服用してください。授乳中でも使える痛み止めもありますが、自己判断での服用は避けましょう。

産後いつまで股関節の痛みが続くことが多いですか？

個人差がありますが、産後数週間から数カ月で痛みが引くことが多いです。しかし、数年以上続く慢性的な痛みになることもあります。

産後の骨盤矯正はいつから始めるのがいいですか？

一般的に産後1カ月から6カ月頃が骨盤矯正に適しているとされています。ただし、体の状態に合わせて無理のない範囲で始めることが大切です。

産後の股関節痛に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と産後の股関節痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

産後の股関節痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。