ギックリ背中

ギックリ背中とは

ギックリ背中とは、突然背中や肩甲骨周りに激しい痛みが起こり、動けなくなる状態を指します。この痛みは、決して珍しい症状ではありません。

多くの方が経験される「ギックリ背中」は、正式な医学的疾患名ではありませんが、一般的には「筋筋膜性疼痛症候群」と呼ばれ、筋肉やその周りの組織である筋膜の損傷によって引き起こされる急性の痛みです 。

骨の異常が原因ではないからこそ、レントゲン検査では問題が見つからないことがほとんどです

ギックリ背中単独の正確な統計データはありませんが、背中の痛みを訴える人は非常に多いことが分かっています。

2022年の厚生労働省国民生活基礎調査によると、日本人における有訴者率（自覚症状のある人の割合）は、男性で第4位、女性で第3位が腰痛となっており、肩こりが男性で第2位、女性で第1位となっています。

背中の痛みは、これらの腰痛や肩こりと関連していることが多く、予備軍を含めると潜在的な患者数は膨大だと推測されます。

ぎっくり背中の痛みを一時的なものと安易に考えて放置すると、徐々に問題が深刻化する可能性があります。

痛みをかばうために不自然な姿勢を続けることで、体のバランスが崩れ、腰や首、肩にも負担が集中してしまいます。その結果、ぎっくり腰や慢性の肩こり、頭痛といった別の不調を引き起こすことも少なくありません。

さらに、筋肉や関節の動きが悪くなることで、神経が圧迫され、手足のしびれや冷えといった症状が現れることもあります。最悪の場合、痛みが日常的に続くようになり、仕事や趣味、さらには日常生活そのものに支障をきたし、活動範囲が狭まってしまうことになりかねません。

痛みや不調が精神的なストレスとなり、気分が落ち込んだり、自律神経の乱れにつながったりすることもあります。

ギックリ背中の原因

開院以来、当院にはギックリ背中でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、ギックリ背中の原因はひとつではないということです。

ギックリ背中の原因として次のものが挙げられます。

ぎっくり背中は、単純に一つの原因で引き起こされるものではありません。悪い姿勢、運動不足、疲労の蓄積、そして急な動作といった複数の要因が複雑に絡み合って発生します。

例えば、普段から姿勢が悪く、筋肉が硬くなっている状態で、さらに仕事のストレスや睡眠不足が重なると、ちょっとしたくしゃみや振り返りといった動作でも筋肉が耐えきれず、激しい痛みを引き起こしてしまうのです。

多くのケースで、痛みの根本には「日常的な体の使い方」や「生活習慣」が潜んでいます。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

もし再発を繰り返してしまっていても諦める必要はありません。ギックリ背中は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ギックリ背中への対応として、次のようなものが一般的です。

安静

痛みが引くまでは有効ですが、長期間に及ぶと筋力低下や体の硬化を招き、根本的な解決にはなりません。

薬物療法

痛みの根本的な原因を解決するものではなく、あくまでも一時的に痛みを抑える対処療法です。薬が切れると再び痛みを感じる場合があります。

物理療法

血行促進や筋肉の緊張緩和に役立ちますが、症状の根本的な原因である姿勢の歪みや筋肉のバランスを整えることには直接つながりにくい場合があります。

リハビリテーション

痛みが強い急性期には行えないことが多く、また、正しいフォームで行わないと、かえって痛みを悪化させるリスクもあります。

ギックリ背中を改善するために

まずはあなたのギックリ背中の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、ギックリ背中の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも湿布や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

ギックリ背中のQ＆A

ギックリ背中は自然に治りますか？

ギックリ背中の痛みは、安静にしていれば徐々に和らぎます。しかし、痛みの根本原因である体の歪みや筋肉の緊張が残っていると、再発しやすくなります。本当の意味で改善するには、根本的な原因にアプローチすることが大切です。

ギックリ背中になったときにやってはいけないことは何ですか？

痛みが出た直後は、無理に動かすことは避けて安静にしてください。また、急激なストレッチやマッサージも炎症を悪化させる可能性があるので控えるべきです。痛みが和らいできたら、少しずつ体を動かしていくのが良いでしょう。

ギックリ背中は癖になりますか？

ギックリ背中は一度なると、再発を繰り返しやすいのが特徴です。これは、根本原因である体の歪みや筋肉の硬さが改善されていないためです。癖にしないためには、再発を防ぐための根本的なケアが重要になります。

ギックリ背中とギックリ腰は関係ありますか？

ギックリ背中もギックリ腰も、背骨や骨盤の歪み、筋肉の緊張が深く関係しています。痛みの場所は違っても、体全体のバランスが崩れていることが原因である場合が多いです。互いに影響し合う可能性も十分に考えられます。

ギックリ背中になったとき、冷やした方がいいですか？温めた方がいいですか？

痛みが激しい急性期は、炎症が起きているため冷やすのが効果的です。数日経って痛みが和らいできたら、温めて血行を促し、筋肉の緊張を和らげるようにすると良いでしょう。判断に迷う場合は、一度ご相談ください。

ギックリ背中はストレスが原因でなりますか？

ストレスが原因で筋肉が緊張し、自律神経のバランスが崩れることでぎっくり背中につながることはあります。精神的な緊張は体のこわばりを引き起こすため、ストレスの軽減も再発予防には欠かせません。

ギックリ背中はマッサージを受けても大丈夫ですか？

急性期に不用意なマッサージを行うと、炎症を悪化させる危険性があります。痛みが強い場合は、無理なマッサージは避けるべきです。痛みの度合いに応じて、適切な施術を受けることが重要です。

レントゲンを撮っても異常がないのはなぜですか？

ギックリ背中の多くは、筋肉や筋膜、靭帯など、レントゲンには写らない軟部組織の損傷です。そのため、レントゲンで骨に異常が見られないことも多いです。

ギックリ背中と内臓の病気を見分ける方法はありますか？

ぎっくり背中の痛みは、体を動かしたときに鋭く感じることが多いです。一方、内臓の病気による痛みは、姿勢や動作に関係なく、じわじわと続くような特徴があります。痛みが治まらなかったり、発熱や他の症状がある場合は、専門家にご相談ください。

ギックリ背中に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体とギックリ背中は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ギックリ背中は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。