不眠症

不眠症とは

不眠症とは、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早くに目が覚めてしまうなど、睡眠に関する悩みが続き、日中の生活にまで支障が出ている状態のことを指します。

単に「眠れない」というだけでなく、それが原因で「日中にだるさを感じる」「集中力が続かない」「イライラする」といった問題が起きている場合に、不眠症と診断されます。

厚生労働省の調査によると、日本人の5人に1人が不眠症に悩んでいると言われています。特に、働き盛りの世代や高齢者に多く、男性よりも女性にその傾向が強く見られ、年齢を重ねるごとに有病率が高くなる傾向があり、50代以上では半数近くが不眠を自覚しているというデータもあります。

これほど多くの人が不眠に悩まされている背景には、ストレスの増加や生活習慣の変化が深く関わっていると考えられます。

不眠を放置すると、単に「眠れない」という問題にとどまらず、心身にさまざまな不調を引き起こします。日中のパフォーマンスが著しく低下し、仕事や家事でのミスが増えたり、集中力が続かなくなります。さらに仕事の評価が下がったり、人間関係に亀裂が入ったりする原因にもなります。

また、自律神経のバランスが崩れ、イライラしやすくなったり、不安感が増したりと精神的な不調を引き起こし、うつ病などの心の病につながるリスクも高まります。体の面でも免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、生活習慣病のリスクが高まったりと、健康そのものが損なわれていきます。

不眠症の原因

開院以来、幾人もの不眠症でお困りの方が来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、不眠症の原因はひとつではないということです。

不眠症の原因として次のものが挙げられます。

不眠症の原因は、一つだけではなく、複数の要因が複雑に絡み合って起きていることがほとんどです。

例えば、仕事のストレスから眠れなくなり（心理学的要因）、それが「また眠れないかも」という不安につながり（精神生理学的要因）、さらに寝酒を飲んでしまう（薬理学的要因）といったように、悪循環に陥ってしまうケースが非常に多いのです。

当院では、こうした複数の原因を丁寧に紐解き、根本的な改善を目指します。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

不眠症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（睡眠導入剤の処方）

薬に依存してしまうリスクや、効果が薄れてしまう可能性があります。また、翌朝に眠気が残ったり、ふらつきなどの副作用が出たりすることもあります。

認知行動療法

効果を実感するまでに時間がかかるため、継続して取り組む必要があります。また、専門の医療機関が少なく、誰もがすぐに受けられるわけではありません。

生活指導

アドバイスはあくまで一般的なものであり、個々の体の状態や原因に合わせたものではありません。自分で実践するのに限界がある場合があります。

不眠症を改善するために

まずはあなたの不眠症の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、不眠症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ、不眠症が整体で改善するのか

不眠症は、「眠れない」という症状そのものに目が行きがちですが、実は体のゆがみや自律神経の乱れが深く関わっているケースが少なくありません。当院では、この根本原因にアプローチすることで、不眠の改善を目指します。

自律神経のバランスを整える

不眠に悩む方は、心身が常に緊張状態にあり、交感神経が優位になっています。整体で背骨や骨盤のゆがみを整えることで、自律神経が通る背骨の周りの筋肉の緊張が和らぎ、自律神経のバランスが整います。これにより、リラックスモードである副交感神経が優位になりやすくなり、自然と眠りにつきやすい状態へと導きます。

首や肩の緊張を和らげる

不眠症の方は、首や肩まわりの筋肉がガチガチに凝り固まっていることが多いです。これは、スマホやパソコンの使いすぎによる姿勢の悪化や、ストレスによる食いしばりなどが原因で起こります。これらの緊張は、自律神経の働きを妨げ、睡眠の質を低下させます。整体で首や肩の緊張を丁寧にほぐすことで、血行が促進され、心身のリラックスにつながります。

脳への血流を改善する

脳への血流が悪いと、脳が十分に休息できず、眠りが浅くなる原因になります。整体で頭蓋骨の調整や、首のゆがみを整えることで、脳への血流が改善されます。これにより、脳がリラックスし、深い睡眠を促すことができます。

痛みのない快適な体を取り戻す

体のどこかに痛みがあると、それが気になって眠りが妨げられてしまいます。腰痛や肩こり、頭痛など、さまざまな体の不調を整体で改善することで、痛みから解放された快適な体を取り戻し、睡眠を邪魔する要因をなくします。

このように、不眠症の症状改善には身体全体のケアが非常に有効であり、全身の調整が症状緩和と生活の質向上に役立つ考えられます。

不眠症のQ＆A

不眠症は自然に治りますか？

不眠症の原因が一時的なストレスであれば自然に改善することもありますが、不眠が慢性化すると悪循環に陥り、自然に治すことは難しいです。放置せずに適切な対処をすることが大切です。

不眠症の方がやってはいけないことはありますか？

無理に眠ろうとすること、夜中にスマホを見ること、寝る前にカフェインやアルコールを摂取することです。これらはすべて眠りを妨げる原因となるので注意しましょう。

寝る前にスマホやテレビを見るとどうして眠れなくなるのですか？

スマホやテレビから発せられるブルーライトが、眠気を促すホルモンであるメラトニンの分泌を抑制するためです。また、脳が刺激され、興奮状態になってしまい眠りづらくなります。

寝酒は睡眠に良いと聞きましたが本当ですか？

寝酒は寝つきを良くする効果はありますが、眠りが浅くなり、夜中に目が覚めやすくなるため、質の良い睡眠にはつながりません。アルコールは控えるのが理想的です。

毎日何時間寝ればいいですか？

必要な睡眠時間には個人差がありますが、一般的には7〜8時間が理想とされています。ご自身の体が最も楽だと感じる睡眠時間を見つけることが大切です。

寝つきを良くする方法はありますか？

日中に適度な運動をしたり、就寝前にぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりすると、体がリラックスして寝つきが良くなります。

夜中に目が覚めてしまうのはなぜですか？

自律神経の乱れや、筋肉の緊張による体の痛みなどが原因で、眠りが浅くなっていることが考えられます。自律神経と体のバランスを整えることが重要です。

昼寝はしたほうが良いですか？

日中の眠気がひどい場合は、15〜20分程度の短い昼寝は効果的です。ただし、夕方以降や長時間寝てしまうと、夜の睡眠に影響が出るため注意が必要です。

いびきと不眠症は関係ありますか？

いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。睡眠中に呼吸が止まると、脳が覚醒し、眠りが妨げられてしまうため、不眠症の原因となることがあります。

不眠症に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と不眠症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不眠症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。