SAD（社交不安障害）

SAD（社交不安障害）とは

社交不安障害は、特定の社会的状況や人前での行動に対して、強い不安や恐怖を感じる心の病気です。人から注目されたり、評価されたりすることに過剰な恐怖を抱き、その結果、発汗や動悸、声の震えなどの身体的な症状が現れます。

日常生活や仕事に大きな支障をきたし、本来の能力を発揮できなくなることが特徴です。

厚生労働省の調査によると、社交不安障害を抱える方は国内に約240万人いると推定されています。これは全人口の約2%にあたる数字です。しかし、実際に医療機関を受診している方はその一部に過ぎず、多くの方が一人で悩みを抱え込んでいるのが現状です。

社交不安障害を放置すると、人との関わりを避けるようになり、生活の範囲がどんどん狭まってしまいます。仕事では昇進の機会を逃したり、転職を繰り返したりする可能性が高まります。最悪の場合、うつ病やパニック障害などの別の心の病気を併発することもあります。

さらに、社会的に孤立し、生きがいを失ってしまうといった深刻な事態につながることもあります。不安や恐怖を放置せず、適切な対処をすることが大切です。

SAD（社交不安障害）の原因

開院以来、SAD（社交不安障害）でお困りの方が何人も来院されています。

当時の事を考え、これまでの臨床経験から断言できるのは、SAD（社交不安障害）の原因はひとつではないということです。

SAD（社交不安障害）の原因として次のものが挙げられます。

これらの要因は単独で起こるのではなく、生まれ持った体質や性格、育ってきた環境、そして日々のストレスが複雑に絡み合い、結果として社交不安障害として現れるのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

SAD（社交不安障害）への対応として、次のようなものが一般的です。

認知行動療法

改善を実感するまでに時間がかかることが多く、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

薬物療法

眠気や口の渇きなどの副作用が出ることがあり、症状によっては薬の調整が難しい場合があります。また、薬の服用を止めると症状が再発することもあります。

暴露療法

不安な状況に意図的に身を置くため、強いストレスを感じることがあります。また、専門家の指導がないと症状が悪化するリスクもあります。

SAD（社交不安障害）を改善するために

まずはあなたのSAD（社交不安障害）の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、SAD（社交不安障害）の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ、SAD（社交不安障害）が整体で改善するのか

社交不安障害は、心の問題だけでなく、体の状態とも深く関わっています。自律神経の乱れが、過剰な不安や緊張を引き起こす大きな原因の一つです。

自律神経のバランスを整える

背骨や骨盤の歪みは、自律神経の働きに悪影響を与えます。歪みを整えることで、交感神経と副交感神経のバランスが正常に戻り、過度な緊張や不安を感じにくい体へと変化していきます。

身体の緊張緩和

不安やストレスは、首や肩、背中の筋肉を硬くさせ、呼吸を浅くします。整体でこれらの筋肉の緊張をほぐすことで、血流が改善し、身体的な不調も和らぎます。呼吸が深まることで、心も落ち着きを取り戻しやすくなります。

脳への血流を改善する

首や肩の緊張が強いと、脳への血流が悪くなり、不安や集中力の低下につながることがあります。整体で首まわりの筋肉を緩めることで、脳への血流が改善し、精神的な安定につながります。

身体感覚の再認識

自分の身体が「硬い」「こわばっている」と感じることで、さらに不安が増すことがあります。整体によって身体が緩み、軽くなる感覚を体験することで、心身の緊張状態を客観的に捉えられるようになり、自己肯定感も高まります。

このように、社交不安障害は体の状態と密接に関係しているため、整体で体の根本的なバランスを整えることが、症状の改善に非常に有効です。

SAD（社交不安障害）のQ＆A

社交不安障害は自然に治りますか？

社交不安障害は、自然に治ることはほとんどなく、放置するとかえって症状が悪化することがあります。ご自身の体のサインを見逃さず、適切なアプローチで改善を目指すことが大切です。

社交不安障害の人がやってはいけないことはありますか？

一番やってはいけないのは、人との交流を完全に避けてしまうことです。完全に避けてしまうと、いざ人と話す時に余計に不安が強くなってしまいます。少しずつでも人と関わる機会を作り、慣れていくことが重要です。

どんな人が社交不安障害になりやすいですか？

完璧主義者や、人からどう見られるかを気にしすぎる真面目な性格の方に多く見られます。また、過去に人前で恥ずかしい経験をしたことや、幼少期の家庭環境も影響することがあります。

自分の症状が本当に社交不安障害なのか判断するには？

ご自身の症状が日常生活に支障をきたしているかどうかを考えてみてください。人前での活動を避けるようになったり、仕事や学業に影響が出たりしている場合は、専門家にご相談されることをおすすめします。

自分は単なる「あがり症」ですか？

「あがり症」は、ごく一般的な緊張反応ですが、日常生活に支障が出るほど強い不安を感じる場合は、社交不安障害の可能性があります。自己判断せず、客観的な視点からご自身の状態を見つめ直してみましょう。

SAD（社交不安障害）に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体とSAD（社交不安障害）は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

社交不安障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。