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腱板損傷でお酒は飲んでも大丈夫?

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肩の痛みで整形外科を受診して、「腱板が傷ついていますよ」と言われた方、その後もお酒を飲み続けていませんか?

「少しくらいなら大丈夫だろう」と思いながら、なかなかやめられない。そんな気持ち、すごくよくわかります。でも、腱板損傷の治療中にお酒を飲むことが、回復の大きな足かせになっているケースを、当院では何度も目にしてきました。

今日は「なぜお酒が回復を妨げるのか」「いつから再開できるのか」について、院長の鴨田が正直にお話しします。ぜひ最後まで読んでみてください。

院長:鴨田

「治療中だけどお酒は我慢できない」という患者さんのお気持ち、私もよく理解できます。ただ、飲酒が回復にどれほど影響するかを知ったうえで選択していただきたい。今日はそのメカニズムと正しい付き合い方を、できるだけ率直にお伝えします

目次

そもそも腱板損傷とはどんな状態なのか

肩の深いところには「腱板(けんばん)」と呼ばれる4つの筋肉群があります。この腱板が肩関節をぐるりと包み込んで安定させているのですが、加齢や使いすぎ、転倒などのきっかけで傷ついたり断裂したりした状態が腱板損傷です。整形外科でMRIを撮って初めてわかることが多く、「五十肩だと思っていたら腱板が切れていた」という方も少なくありません。

どんな人が腱板を傷めやすいのか

腱板損傷は40代以降の方に多く見られます。特に、大工や左官など肩を酷使する職人さん、野球やテニスを趣味にしているスポーツ愛好家、長年デスクワークで肩に負担をかけてきた営業職の方などに多い印象です。当院でも、そういった方々が「整形外科でそう言われて…」と来院されるケースが増えています。

腱板損傷の主な症状

肩を横や前に上げるときの痛み、夜中に痛みで目が覚める「夜間痛」、腕に力が入りにくい感覚などが代表的な症状です。「腕を上げるときに引っかかる感じがする」という方も多く、日常生活の中でじわじわとストレスになっていきます。放置すると断裂が広がるリスクもあるため、早めのケアがとても大切です。

お酒が腱板の回復を妨げる理由

「なんとなく良くないとは思っていたけど、具体的な理由まではわからない」という方がほとんどだと思います。アルコールが回復を邪魔するルートは一つではなく、実は複数のメカニズムが重なって回復を遅らせてしまうのです。ここでは特に重要な4つの理由を、わかりやすくお伝えしていきます。

理由① 炎症が広がりやすくなる

アルコールには血管を広げる作用があります。腱板が傷ついている部位にはもともと炎症が起きていますが、飲酒によって血流が増えると、その炎症がさらに広がりやすくなることがあります。「飲んだ翌日に肩がズキズキしていた」という経験がある方は、まさにその状態です。痛みが強い急性期には特に注意が必要です。

理由② 腱の修復に必要なコラーゲン合成が落ちる

腱板の主成分はコラーゲンです。傷ついた腱板を修復するためには、身体が新しいコラーゲンをせっせと作る必要があります。ところが、アルコールはこのコラーゲン合成を阻害することがわかっており、お酒を飲み続けることで身体が自力で腱板を治そうとする力が弱まってしまうのです。治療を頑張っているのに回復が遅いと感じる方は、飲酒習慣が影響している可能性があります。

理由③ 筋肉が分解されてリハビリの効果が出にくい

腱板損傷のリハビリでは、肩まわりの筋力を回復させることが重要なポイントになります。しかしアルコールには、筋タンパクの合成を抑制して筋肉の分解を促す作用があります。せっかくリハビリをしても、お酒を飲み続けることでその効果が半減してしまうということが起きてしまうのです。「リハビリをしているのになかなか力が戻らない」という方は、一度飲酒習慣を見直してみることをおすすめします。

理由④ 睡眠の質が落ちて回復のチャンスを逃す

身体が一番修復されるのは、深い眠りについている時間帯です。成長ホルモンが分泌されて組織の修復が進むのですが、アルコールはこの深い眠りを妨げることがわかっています。「お酒を飲むとよく眠れる気がする」という方も多いのですが、実際には眠りが浅くなり、回復に必要な睡眠の質が落ちてしまっています。夜間痛に悩んでいる方は特に、睡眠の質が回復を大きく左右します。

手術をする場合のお酒はいつまでNGなのか

腱板損傷が重症で手術を選択された方は、飲酒のタイミングについて特に気をつける必要があります。術前・術後の飲酒は、回復を遅らせるだけでなく、麻酔の効きや傷の治癒にも影響を与えます。担当医の指示に必ず従うことが大前提ですが、一般的な目安として知っておいてほしいことをお伝えします。

手術前はどれくらい前から控えるべきか

手術前の飲酒は、麻酔のリスクを高めることがあります。一般的には手術の少なくとも1〜2週間前から禁酒することが推奨されることが多いですが、これはあくまでも目安です。飲酒習慣のある方は肝機能に影響が出ていることもあるため、術前の検査結果も踏まえて担当医と相談することが重要です。

術後はいつから再開できるのか

手術後は、傷の回復と腱板の癒合が最優先です。一般的に術後の飲酒再開は、傷が落ち着いて体力が戻ってきた術後数週間以降を目安にするケースが多いですが、腱板修復術の場合は術後3〜6ヶ月はリハビリが続くため、その間も過度な飲酒は避けることが望ましいといえます。「もう飲んでもいいですか?」と聞きたい気持ちはよくわかりますが、担当医に直接確認するのが一番確実です。

治療中のお酒との正しい付き合い方

「完全にやめないといけないの?」と思った方、少し肩の力を抜いてください。大切なのは、現状を正しく理解したうえで、自分なりの付き合い方を考えることです。特に急性期の強い炎症がある時期は控えていただくとして、回復のステージによって柔軟に考えていくことも大切です。

急性期と慢性期では対応が変わる

腱板損傷の状態は、痛みが強い「急性期」と、痛みが落ち着いてきた「慢性期・回復期」に大きく分かれます。急性期にはできるだけ飲酒を控えることが回復を早める近道です。一方で慢性期に入り、痛みが落ち着いてきた段階では、量を節制しながら付き合っていくことが現実的な選択肢になってきます。

飲む場合に意識してほしいこと

どうしても飲まなければならない場面(接待や冠婚葬祭など)では、次のことを意識してみてください。飲む量をできるだけ少なくすること、飲んだ後は患部を冷やさないようにすること、翌日に痛みが強まったら安静を優先することです。「昨日飲んだら今日肩がひどい」という状態が続くようであれば、それは身体からのサインだと受け取ってください。

当院での腱板損傷へのアプローチ

当院では、腱板損傷に対して単に痛みを和らげるだけでなく、なぜその状態になったのかという根本から向き合った施術を行っています。長年にわたって積み重ねてきた独自の整体法と治療システムを組み合わせながら、一人ひとりの状態に合わせたアプローチを大切にしています。

生活習慣へのアドバイスも施術の一部です

施術の効果を最大限に引き出すためには、日常生活の過ごし方がとても重要です。飲酒だけでなく、睡眠の質や食事、仕事中の姿勢や動作についても、患者さんと一緒に考えていきます。「先生に怒られるかな…」と遠慮することは一切ありません。飲酒習慣があることも含めて、現状をそのままお話しいただければ、一緒に現実的な方法を探していきます。

まとめ:お酒との付き合い方を見直すことが回復の近道

腱板損傷の治療中にお酒を飲むことが、炎症の悪化・コラーゲン合成の低下・筋肉の分解・睡眠の質の低下という4つのルートから回復を妨げることをお伝えしました。「完全にやめなければいけない」というわけではありませんが、特に痛みが強い時期や術前術後は、できる限り控えることが回復を早める最善策です。

私が25年以上治療の現場に立ち続けてきた中で感じるのは、「なぜダメなのか」を腑に落ちた形で理解できた患者さんほど、生活習慣の改善に前向きになれるということです。「なんとなくダメ」ではなく、理由を知ってほしいと思い、今日この記事を書きました。

肩のことで不安なことや、「自分の場合はどうなの?」と気になることがあれば、一人で抱え込まないでください。いつでも気軽にご相談いただければと思います。


院長:鴨田

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