シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントは、すねの内側にある脛骨（けいこつ）の下方約3分の1に痛みが生じる症状です。「脛骨過労性骨膜炎」や「過労性脛部痛」とも呼ばれます。

特に、ランニングやジャンプなど、すねに繰り返し負担がかかる運動を行う方に多く見られ、骨の表面を覆う骨膜に炎症が起きている状態です。骨折のような激しい痛みではなく、鈍い痛みが特徴とされています。

厚生労働省の統計調査では、シンスプリント単独の正確な罹患者数を示すデータはありませんが、スポーツによる下肢の障害は非常に多く報告されています。特にランニングやジャンプを多く行う競技において、選手全体の約15～20%がシンスプリントを経験すると言われています。

このことから、特に若年層のスポーツ選手に多く見られる症状であり、多くのランナーやアスリートが悩みを抱えていることが伺えます。

シンスプリントの痛みを放置して運動を続けると、初期の段階では違和感程度であっても、徐々に痛みが強くなり、最悪の場合には脛骨の「疲労骨折」を引き起こす可能性があります。疲労骨折まで進行すると、長期間の運動中止を余儀なくされ、スポーツ復帰までに何ヶ月もかかることがあります。

また、痛みをかばうことで身体のバランスが崩れ、膝や股関節、腰など他の部位にも負担がかかり、新たな痛みの原因となることもあります。大好きなスポーツを続けられなくなるだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があり、早期の適切な対処が重要です。

シンスプリントの原因

開院以来、当院にはシンスプリントにお悩みの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験やその際の初回検査結果から断言できるのは、シンスプリントの原因は一つではなく、過度の運動に加え日常生活動作等いくつかの要因が重なりあい絡み合って起こるということです。

シンスプリントの原因としては次のような事が考えられます。

シンスプリントは、これらの原因が単独で起こるよりも、いくつかの要因が複合的に作用して発症することがほとんどです。

シンスプリントの原因は一人ひとり異なる為、改善のためにはしっかりとした検査が何より重要になります。

根本的な改善には、これらの絡み合った原因を総合的にアプローチすることが重要です。シンスプリントでお悩みなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シンスプリントへの対応としては、次のようなものが一般的です。

安静（運動制限）

一時的に痛みは引きますが、根本的な原因が解決されていない場合、運動再開とともに痛みが再発する可能性が高いです。

薬物療法

痛みや炎症を一時的に抑える対症療法であり、痛みの原因そのものを解決するものではありません。

リハビリテーション

効果を得るためには継続的な取り組みが必要で、痛みの原因となっている全身のバランスや姿勢まで細かく評価・調整されない場合、効果が限定的になることがあります。

シンスプリントの痛みを改善するために

まずはあなたのシンスプリントの原因を明らかにします。原因の違いによりシンスプリントの改善への道筋が全く違ってくるためとても重要です。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、シンスプリントの痛みの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

シンスプリントのQ＆A

シンスプリントは自然に治りますか？

軽度であれば安静で一時的に痛みが引くこともありますが、原因が解決されていないと再発しやすく、自然治癒を期待しすぎるのはおすすめできません。

シンスプリントの人がやってはいけないことは何ですか？

痛みを我慢して運動を続けることです。これは症状を悪化させ、疲労骨折のリスクを高める可能性があります。

痛くても運動を続けても大丈夫ですか？

強い痛みがある場合は、運動を控えるべきです。痛みが軽度であっても、身体のバランスを見直すなど根本的な対処が必要です。

子どもがシンスプリントになった場合、成長期だから仕方ないのでしょうか？

成長期に運動量が増えることで発症しやすいですが、適切な身体の使い方を学ぶことで予防・改善が可能です。諦める必要はありません。

シンスプリントと疲労骨折の見分け方はありますか？

シンスプリントはすねの広範囲に痛みが出ることが多い一方、疲労骨折は特定の部位に限局した強い痛みが特徴です。しかし、自己判断は危険ですので、お早めにご相談下さい。

シンスプリントは再発しやすいですか？

はい、原因となる身体の癖やフォームが改善されないままだと再発しやすい症状です。根本的な原因にアプローチし、再発予防のためのケアを継続することが非常に大切です。

プロの選手もシンスプリントになることがありますか？

はい、プロのアスリートでも発症することがあります。運動量が多い分、専門的なケアが不可欠です。

シンスプリントの痛みに悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体法とシンスプリントの痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

シンスプリントの痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。