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肩こりに湿布は効く?温感・冷感の違いと使うときの注意点

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こんにちは。にこにこ整体院・整骨院 三鷹武蔵境院の鴨田です。

肩が重くなったとき、「とりあえず湿布を貼っておこう」と考える方は多いのではないでしょうか。

ドラッグストアには温かく感じるもの、ひんやりするもの、テープタイプなどさまざまな商品が並んでいるため、「肩こりにはどれを選べばいいの?」と迷うこともあると思います。

院長:鴨田

湿布は肩こりに使われる薬の一つです。ただし、温感・冷感だけで選ぶのではなく、有効成分や使用上の注意も確認することが大切です。

今回は、肩こりに湿布は効くのか、温感・冷感タイプにはどのような違いがあるのか、使用するときに注意したいこと、湿布を使っていても医療機関へ相談した方がよい症状まで解説します。

目次

肩こりに湿布は効く?

結論からいうと、湿布は肩こりの症状に対して使われる薬物療法の一つです。

日本整形外科学会でも、肩こりの治療としてマッサージ療法、温熱療法、運動療法などとともに、シップ薬などを用いた薬物療法が挙げられています。

ただし、「肩こり」と呼ばれる症状は一人ひとり同じではありません。首から肩にかけての張りや重さが中心の場合もあれば、痛みを強く感じる場合もあります。

そのため、「肩こりならこの湿布を貼れば必ず効く」と一律に考えることはできません。

湿布にはどんな成分が入っている?

一般に「湿布」と呼ばれている貼り薬にも、さまざまな種類があります。

痛みや炎症を抑える目的で使われるものには、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる成分を含む製品があります。ロキソプロフェン、ケトプロフェン、フェルビナクなどがその例です。

一方、メントールなどによって冷たく感じるものや、温感刺激を加えた製品もあります。

つまり、貼ったときに「冷たい」「温かい」と感じることと、薬としてどのような有効成分が入っているかは分けて考える必要があります。

肩こりには温湿布と冷湿布のどっちがいい?

肩こりの湿布について特に多いのが、「温湿布と冷湿布はどちらがいいですか?」という質問です。

以前から「慢性的な肩こりには温湿布、急な痛みには冷湿布」と説明されることがありますが、温感・冷感だけで湿布の効果を単純に分けることはできません。

冷感タイプは「冷たく感じる」湿布

冷感タイプには、メントールなどによって皮膚にひんやりした感覚を与える製品があります。

ただし、「冷たく感じる=患部を強く冷却して炎症を治療している」とは限りません。

急なけがなどで実際に患部を冷却することと、冷感湿布を貼ることは同じではないため、分けて考えましょう。

温感タイプは「温かく感じる」湿布

温感タイプには、皮膚に温かさを感じさせる成分を配合した製品があります。

慢性的な肩の重さに温かい感覚を好む方もいますが、「温感湿布なら血流を改善して肩こりの原因を治せる」という意味ではありません。

入浴や蒸しタオルなどで身体を温めることと、温感成分によって皮膚が温かく感じることも、まったく同じ作用ではありません。

院長:鴨田

温感・冷感だけで「こちらの方が効く」と決めるよりも、商品の有効成分や使用方法を確認して選びましょう。迷う場合は薬剤師や登録販売者へ相談する方法もあります。

肩こりに湿布を使うときの注意点

湿布は手軽に使えるため忘れがちですが、医薬品である以上、使用方法や副作用にも注意が必要です。

特に市販の湿布を使用するときは、箱や添付文書に書かれている使用回数、使用できない人、使用上の注意などを確認してください。

1.貼る時間や回数は製品ごとに確認する

「湿布は6時間で剥がす」「12時間貼ればよい」など、すべての湿布に共通する時間が決まっているわけではありません。

1日1回使用する製品もあれば、使用方法が異なる製品もあります。自己判断で貼る時間や枚数を増やさず、その製品に記載された用法・用量を守りましょう。

2.赤みやかゆみが出たら使い続けない

湿布を貼った部分に赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、発疹などが出ることがあります。

皮膚症状が出ているのに「肩が楽になるから」と同じ場所へ貼り続けるのはおすすめできません。

異常が出た場合は使用を中止し、症状に応じて医師や薬剤師へ相談してください。

3.湿布によっては日光にも注意が必要

湿布の種類によっては、日光に当たることで皮膚症状が起こる「光線過敏症」に注意が必要なものがあります。

特にケトプロフェンを含む外用剤では、接触皮膚炎や光線過敏症が報告されています。

使用中だけでなく、使用後も一定期間、貼った部分を日光に当てないよう注意が必要な製品がありますので、添付文書を確認してください。

4.持病や妊娠中などは自己判断で使わない

貼り薬だから身体への影響はまったくない、というわけではありません。

製品や成分によっては、喘息のある方、過去に薬でアレルギー症状が出た方、妊娠中の方など、使用できない場合や注意が必要な場合があります。

治療中の病気がある方、他の薬を使用している方、妊娠中・妊娠の可能性がある方などは、購入時や使用前に医師・薬剤師へ確認すると安心です。

湿布を貼り続けても肩こりが治らないのはなぜ?

「湿布を貼ると楽になるけれど、しばらくするとまた肩が重くなる」という方もいらっしゃいます。

だからといって、湿布が効いていないとは限りません。

肩こりには、長時間同じ姿勢で作業すること、身体を動かす機会が少ないこと、仕事環境、精神的な緊張など、さまざまな要素が関係する場合があります。

湿布を使って症状が楽になっていても、長時間同じ姿勢を続ける生活などが変わっていなければ、再び肩の張りや重さを感じることがあります。

そのため、湿布を「根本治療ではないから意味がない」と考える必要もなければ、「湿布さえ貼っていれば大丈夫」と考える必要もありません。

症状を和らげる方法の一つとして適切に利用しながら、肩こりが繰り返される場合には日常生活も一緒に見直していくことが大切です。

湿布と一緒に見直したい肩こり対策

肩こりが続いている場合は、湿布を使うかどうかだけでなく、普段どのような場面で症状が強くなるのかも確認してみましょう。

  • 長時間同じ姿勢を続けていないか
  • 仕事中に身体を動かす機会があるか
  • パソコンの画面や机、椅子の位置に無理がないか
  • スマートフォンを長時間同じ姿勢で見ていないか
  • 休憩を取らずに作業を続けていないか

例えば、デスクワークが長い方なら、ずっと「正しい姿勢」を保とうとするよりも、作業の区切りで立ち上がったり、首や肩を軽く動かしたりして、同じ姿勢を長時間続けないようにすることも一つの方法です。

入浴や蒸しタオルなどで身体を温めたり、無理のない範囲で運動や体操を取り入れたりすることも、一般的な肩こり対策として挙げられています。

湿布で様子を見ず医療機関へ相談したい肩こり

肩こりのように感じていても、別の病気が関係していることがあります。

次のような症状がある場合には、湿布だけで長く様子を見ず、医療機関への相談を検討してください。

  • 腕や手のしびれが続いている、または強くなっている
  • 手や腕に力が入りにくい
  • 首や肩に突然強い痛みが出た
  • 肩を動かせる範囲が大きく減っている
  • 安静にしていても強く痛む
  • 発熱や強い体調不良を伴っている
  • 転倒や交通事故などのあとから症状が続いている

肩こりには頚椎や肩関節などの病気が関係することもあります。こうした症状がある場合には、まず整形外科などで状態を確認することが大切です。

湿布を使っても肩こりを繰り返すときは

当院にも、「湿布を貼ると少し楽になるけれど、仕事をするとまた肩がつらくなる」という方が相談に来られます。

そのような場合でも、「骨盤が歪んでいるから」「姿勢が悪いから」と一つの原因に決めつけることはありません。

いつから症状があるのか、どのような作業で強くなるのか、首や肩を動かしたときに変化するのか、しびれなど別の症状がないかなどを確認します。

そのうえで身体の動きや状態を確認し、整体、鍼灸、運動などから現在の状態に合わせた方法を検討します。医療機関での確認を優先した方がよい症状がある場合には、受診をおすすめします。

まとめ|肩こりの湿布は正しく使うことが大切

湿布は、肩こりの症状に対して使われる方法の一つです。「一時しのぎだから意味がない」と考える必要はありません。

一方で、温感・冷感だけで効果を判断したり、長期間自己判断で使い続けたりするのではなく、有効成分や用法・用量、使用上の注意を確認することが大切です。

特に皮膚の赤みやかゆみなどが出た場合は使用を中止し、製品によっては光線過敏症などにも注意してください。持病がある方や妊娠中の方などは、医師や薬剤師への確認が必要な場合もあります。

湿布を使っても肩こりを繰り返す場合には、湿布を否定するのではなく、日中の過ごし方や身体を動かす機会なども一緒に見直してみましょう。

「湿布を使い続けているけれど肩こりが変わらない」「自分の場合はどのような対策をしたらよいか分からない」といった場合も、お気軽にご相談ください。


院長:鴨田

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