エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群とは

長時間のフライトやデスクワークなどで長時間同じ体勢を取り続けると、脚の血流が悪くなります。これにより、脚の静脈内に血の塊（血栓）ができてしまうことがあります。この血栓が肺の血管に詰まることで、突然の胸の痛みや呼吸困難を引き起こす病気がエコノミークラス症候群です。

正式には深部静脈血栓症といい、その血栓が肺の動脈に詰まった状態を肺血栓塞栓症と呼びます。飛行機のエコノミークラスでなくても、新幹線やバスでの移動、災害時の避難生活、デスクワークなど、長時間座りっぱなしでいることで誰にでも起こる可能性があるため注意が必要です。

厚生労働省の調査によると、日本では毎年約1万5千人が深部静脈血栓症を発症していると推定されています。また、東日本大震災や熊本地震などの災害時にも、車中泊や避難所生活が原因でエコノミークラス症候群を発症する方が多数報告されました。

このことからも、長時間同じ姿勢でいることのリスクは、決して軽視できるものではありません。

エコノミークラス症候群の初期症状である足のむくみや痛み、だるさを放置すると、血栓がどんどん大きくなって血流を妨げ、症状が悪化します。

さらに危険なのは、血栓が足の血管から剥がれて心臓を経由し、肺の血管に詰まってしまうことです。これを肺塞栓症といい、突然の呼吸困難や胸の痛み、失神などを引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。

このような状態になってしまうと、後遺症として慢性的な呼吸器系の問題や、肺高血圧症など、日常生活に支障をきたす可能性が高くなります。また、血栓ができた脚の静脈が炎症を起こすと、慢性的なむくみやだるさ、痛み、皮膚の変色などを引き起こす慢性静脈不全に進行するリスクもあります。

単なる足のむくみだと軽く考えず、早期の対策とケアが何よりも重要です。

エコノミークラス症候群の原因

開院以来、エコノミークラス症候群でお困りの方が何人も来院されています。何より私の身うちが足の骨折からエコノミークラス症候群を発症し命の危険にも直面しました。

当時の事を考え、これまでの臨床経験から断言できるのは、エコノミークラス症候群の原因はひとつではないということです。

エコノミークラス症候群の原因として次のものが挙げられます。

エコノミークラス症候群は、一つの原因だけで起こるわけではありません。長時間の同じ姿勢による血流の滞り、脱水による血液の粘性の上昇、そして体質的な要因などが複雑に絡み合って発症します。

例えば、長時間飛行機に乗った際に、水分補給を怠り、さらに血栓ができやすい体質であるといった複数の条件が重なることで、そのリスクは格段に高まります。これらの要因が互いに影響し合うことで、症状が引き起こされるのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

エコノミークラス症候群にお悩みなら是非当院にお任せください。

病院とはここが違います

エコノミークラス症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗凝固薬は、出血しやすくなる副作用があるため、ケガや手術の際に注意が必要です。また、服用の必要期間が長くなることもあります。

圧迫療法

弾性ストッキングの着用は、夏の暑い時期や肌の弱い方には不快感を感じることがあります。また、サイズの合わないものを着用すると、かえって血流が悪くなる可能性もあります。

理学療法

専門家と継続的に行う必要があり、通院の手間や費用がかかります。また、症状や状態によっては、かえって悪化させてしまうリスクもあります。

エコノミークラス症候群を改善するために

まずはあなたのエコノミークラス症候群の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、エコノミークラス症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ、エコノミークラス症候群が整体で改善するのか

エコノミークラス症候群の根本原因は、血流の滞りや自律神経の乱れにあると考えられます。当院の整体は、これらの原因にアプローチすることで、症状の改善を目指します。

全身の歪みを整える

骨盤や背骨の歪みは、全身の血流を阻害する原因になります。独自の整体法で歪みを丁寧に調整することで、血液の流れを妨げる要因を取り除き、血流をスムーズにします。

自律神経を整える

ストレスや不規則な生活は、自律神経の乱れを引き起こし、血圧や血流のコントロールがうまくいかなくなります。当院の整体は、自律神経のバランスを整え、体本来の回復力を高めます。

筋肉のポンプ機能を高める

特にふくらはぎの筋肉は、血流を心臓に戻すポンプの役割を果たします。筋肉の緊張を緩め、働きを改善することで、血栓ができにくい体づくりをサポートします。

このように、整体は単に痛みを和らげるだけでなく、根本的な原因に働きかけ、エコノミークラス症候群になりにくい体へと導きます。だからこそ、整体は、この症状でお悩みの方に非常に有効なのです。

エコノミークラス症候群のQ＆A

エコノミークラス症候群は自然に治りますか？

血栓は放置すると自然に消えることもありますが、一方で命に関わる深刻な状態に進行するリスクもあります。自己判断せずに、適切なケアを始めることが大切です。

エコノミークラス症候群の人がやってはいけないことは何ですか？

長時間同じ姿勢でいることや、脚を圧迫するような服装は避けるべきです。また、脱水状態にならないようにこまめな水分補給を心がけましょう。

エコノミークラス症候群とむくみの違いは何ですか？

むくみは血流の滞りによって水分が溜まる状態です。エコノミークラス症候群は、その滞った血流の中で血栓ができてしまう状態であり、むくみとは根本的に異なる危険性があります。

飛行機に乗るとき以外でも発症しますか？

はい、発症します。デスクワークや車の運転、災害時の避難生活など、長時間足を動かせない状況であれば、誰にでも起こり得ます。

一度かかったら、再発しやすいですか？

一度エコノミークラス症候群を発症した方は、再発のリスクが高いと言われています。生活習慣を見直し、予防を続けることが非常に重要です。

飛行機に乗るときに予防策はありますか？

フライト中は、こまめに席を立って歩いたり、座ったままでもふくらはぎを動かしたりする簡単な体操が効果的です。水分補給も忘れずに行いましょう。

エコノミークラス症候群に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体とエコノミークラス症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

エコノミークラス症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。