圧迫骨折後の痛み

圧迫骨折後の痛みとは

圧迫骨折とは、骨が上下から圧迫される力によってつぶれるように骨折することです。骨粗鬆症が原因で起こることが多く、転倒やくしゃみ、重いものを持ち上げただけでも起こることがあります。骨折した骨は、時間の経過とともにくっつき、画像上は治癒したように見えます。

しかし、その後も慢性的な腰の重だるさや痛みが残ってしまうことがあり、これを「圧迫骨折後の痛み」と呼んでいます。骨折した部分だけでなく、その周囲の筋肉や関節に負担がかかり続けることで、痛みが慢性化してしまうのが特徴です。

日本国内での正確なデータは不足していますが、骨粗鬆症による椎体骨折（圧迫骨折）の年間発生数は、2019年の調査では男性で約18.6万件、女性で約38.5万件と推定されています。

また、60歳以上の女性の4人に1人が椎体骨折を経験しているという報告もあります。これらの多くは、骨折後も痛みが残るケースが少なくないことから、圧迫骨折後の痛みに悩んでいる方は非常に多いと考えられます。

圧迫骨折後の痛みを放置すると、腰をかばうことで徐々に身体全体のバランスが崩れていきます。背骨が丸まったまま固まってしまったり、股関節や膝にも負担がかかることで、さらなる痛みを引き起こす可能性があります。

痛みから活動量が減り、筋肉が衰えることで、ちょっとした転倒でも再び骨折してしまうリスクが高まります。また、痛みのストレスから睡眠不足や気分が落ち込むなどの悪循環に陥ることもあります。

最終的には、身体が歪んだまま固定され、歩行が困難になったり、身体機能が著しく低下したりすることも考えられます。そうなると、日常生活に介助が必要になったり、寝たきりになってしまうという最悪の事態にもつながりかねません。

痛みは「身体からの危険信号」です。この信号を無視せず、早めに対処することが大切です。

圧迫骨折後の痛みの原因

開院以来、当院には圧迫骨折後の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験やその際の初回検査結果から断言できるのは、圧迫骨折後の痛みの原因はひとつではないということです。

圧迫骨折後の痛みの原因としては次のような事が考えられます。

これらの原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合って痛みや不調を引き起こしています。 たとえば、骨折によって姿勢が崩れると、それを支えようとしてインナーマッスルに過度な負担がかかり、その結果、神経にまで影響を及ぼす、といった具合です。

単純な問題ではないからこそ、根本的な原因にアプローチすることが大切になります。圧迫骨折後の痛みの原因は一人ひとり異なる為、改善のためにはしっかりとした検査が何より重要になります。

今まで何をやっても改善していなかったとしても諦めないで下さい。圧迫骨折後の痛みは、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

圧迫骨折後の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

運動療法には継続性と専門家の指導が必要です。鍛えるべき筋肉を間違えたり誤った運動方法では症状は改善することはなく悪化する可能性があります。

コルセットの装着

骨折した部分を安定させ、負担を減らす目的でコルセットを装着します。

リハビリテーション

痛みの程度に応じて、筋力強化やストレッチなどの運動療法が行われます。

神経ブロック注射

注射の効果は一時的なものが多く、根本的な改善にはつながりません。また、何度も注射を繰り返すことで、身体への負担も増えてしまいます。

圧迫骨折後の痛みを改善するために

まずはあなたの圧迫骨折後の痛みの原因を明らかにします。原因の分からないまま施術をしても一時的に良くなることはあっても根本的な改善を見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、圧迫骨折後の痛みの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持つ院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

薬の服用や手術はしたくない、病院の検査では異常なしといわれ治療の方法が分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

圧迫骨折後の痛みのQ＆A

圧迫骨折後の痛みは自然に治りますか？

骨折自体は治癒しても、身体の歪みや硬くなった筋肉、神経への影響が残っていると、痛みは自然には治りにくいです。根本的な原因にアプローチしないと、痛みが慢性化してしまう可能性が高いです。

圧迫骨折後の痛みがある人がやってはいけないことは何ですか？

重いものを持ったり、急なひねり動作をしたり、長時間同じ姿勢でいることは避けるべきです。特に腰を過度に反らせる動きは、骨折した部分に負担をかけるので注意が必要です。

一度つぶれた背骨は元に戻せますか？

一度つぶれてしまった骨を元の形に戻すことは難しいです。しかし、つぶれた骨によって生じた身体の歪みを整え、硬くなった筋肉をゆるめることで、痛みの原因を取り除き、身体の機能を回復させることは可能です。

再発する可能性はありますか？

身体の歪みや筋肉の硬さが残っていると、再発のリスクは高まります。正しい姿勢を保ち、身体のバランスを整えることで、痛みの出にくい身体を作ることができます。

温めるのと冷やすのはどちらが良いですか？

痛みが強く、熱を持っている場合は冷やすと楽になることがあります。しかし、慢性的な重だるさや血行不良が原因の場合は、温めることで筋肉がゆるみ、痛みが和らぐことが多いです。ご自身の感覚に合わせて試してみてください。

手術以外の治療法はありますか？

はい、あります。当院では身体の歪みや筋肉の状態を丁寧に分析し、根本的な原因にアプローチする整体法で改善を目指します。手術をせずに痛みを改善したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

圧迫骨折後の痛みで悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体法と圧迫骨折後の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

圧迫骨折後の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。