喘息

喘息とは

喘息は、空気の通り道である気道が慢性的に炎症を起こし、敏感になることで発作的に狭くなってしまう病気です。気道が狭くなると、呼吸が苦しくなり、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった喘鳴や咳が出ます。

発作が起きない時でも、気道の炎症は続いているため、ホコリや煙といったわずかな刺激にも過敏に反応してしまいます。

厚生労働省の調査によると、日本には喘息に悩む人が100万人以上いるとされています。特に小児に多く見られますが、最近では成人になってから発症するケースも増えており、約3〜5%の成人が喘息を患っているというデータもあります。

喘息を放置すると、気道の炎症がさらに悪化し、症状が慢性化します。これにより、気道が硬くなり元に戻りにくくなる「リモデリング」という状態に陥り、治療の効果が得られにくくなる可能性があります。

発作が頻繁に起こるようになると、夜間の睡眠が妨げられ、日中の集中力低下や倦怠感を引き起こします。趣味の運動や旅行など、活動的な生活を送ることが難しくなり、社会生活にも支障をきたすかもしれません。

最悪の場合、重い喘息発作（喘息重積発作）を起こし、命に関わる事態に発展するリスクもあります。

喘息の原因

開院以来、幾人もの喘息でお困りの方が来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、喘息の原因はひとつではないということです。

喘息の原因として次のものが挙げられます。

喘息の原因は、特定の物質に対するアレルギー反応やウイルス感染、大気汚染、ストレスなど多岐にわたります。さらに、それらの原因が複雑に絡み合い、季節の変わり目や疲労、気圧の変化などが引き金となって発作を引き起こすことが少なくありません。

一つの原因だけでなく、複数の要因が合わさることで症状が慢性化し、改善を難しくしていると考えられます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

喘息への対応として、次のようなものが一般的です。

吸入ステロイド薬

症状のコントロールには有効ですが、根本的な体質改善にはつながりにくく、長期的な使用が必要になる場合があります。

気管支拡張薬

あくまで発作時の症状を一時的に和らげるものであり、根本的な治療にはなりません。

アレルゲン免疫療法

治療期間が数年と長く、効果が出るまでに時間がかかります。また、すべてのアレルゲンに対応しているわけではありません。

内服薬

副作用として、胃腸の不調や眠気などを引き起こす場合があります。

喘息を改善するために

まずはあなたの喘息の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、喘息の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ、喘息が整体で改善するのか

喘息は、気道の炎症だけでなく、体のゆがみや自律神経の乱れ、内臓の不調など、様々な要因が複雑に絡み合って起きていると考えられます。

当院の整体は、これらの根本原因にアプローチすることで、つらい喘息の症状を改善へと導きます。

自律神経のバランスを整える

喘息は、自律神経の乱れが深く関わっています。ストレスや疲労で交感神経が優位になると、気道が収縮し、発作が起こりやすくなります。整体では、背骨や骨盤の歪みを整えることで、自律神経の働きを正常に戻し、発作が起こりにくい体づくりをサポートします。

呼吸を楽にする姿勢に導く

猫背など悪い姿勢は、肋骨や肺を圧迫し、呼吸を浅くします。整体では、骨格の歪みを調整し、呼吸筋が最大限に働けるようにすることで、呼吸がしやすくなり、息苦しさの軽減に繋がります。

免疫力を高める

自律神経が整うと、血行が促進され、内臓の働きも活発になります。これにより、免疫力が高まり、風邪などをひきにくくなるため、喘息の悪化を防ぐことができます。

このように、喘息の症状改善には身体全体のケアが非常に有効であり、全身の調整が症状緩和と生活の質向上に役立つ考えられます。

喘息のQ＆A

喘息は自然に治りますか？

症状が軽いうちでも、自然に治ることはほとんどありません。根本的な原因にアプローチせず放置すると、症状が慢性化し、気道が硬くなって元に戻りにくくなることもあります。

喘息の人がやってはいけないことは？

タバコの煙や過度のストレス、疲労、急な温度変化は症状を悪化させる原因となります。また、アレルギーの原因となる物質に触れる機会を減らすことも大切です。

大人になってから喘息になるのはなぜですか？

大人の喘息は、風邪やストレス、過労などが引き金となることが多いです。また、子どもの頃に喘息が治まった方が、大人になって再発するケースも少なくありません。

喘息の症状が夜にひどくなるのはなぜですか？

夜は副交感神経が優位になり、気管支が狭まりやすくなります。また、寝具に潜むダニやホコリが原因となったり、体を横にすることで呼吸がしにくくなったりするためです。

ストレスは喘息と関係ありますか？

ストレスは自律神経のバランスを崩し、気道の過敏性を高めるため、喘息の発作を引き起こす大きな要因となります。心身ともにリラックスできる時間を持つことが重要です。

喘息は風邪と見分けがつきますか？

風邪は通常1週間から10日ほどで治りますが、喘息は長期間にわたって咳や喘鳴が続きます。また、風邪薬が効かない咳や、発作的に呼吸が苦しくなる場合は喘息の可能性が高いです。

喘息とアレルギーの関係は？

喘息患者さんの多くは、ダニやハウスダスト、花粉など特定のアレルゲンによって発作が誘発されるアレルギー性喘息です。一方で、アレルギーとは関係なく発症する非アレルギー性喘息もあります。

喘息に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と喘息は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

喘息は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。