変形性肩関節症

変形性肩関節症とは

変形性肩関節症は、肩関節にある軟骨がすり減ったり、骨が変形したりすることで炎症が起き、痛みが生じる病気です。軟骨は骨と骨のクッション材の役割をしていますが、この軟骨が傷ついたり摩耗したりすると、関節のスムーズな動きが妨げられ、痛みや可動域の制限を引き起こします。

肩関節の痛みの原因としては、肩腱板断裂や五十肩と間違われることもありますが、それぞれ原因が異なるため、正確な判断が重要です。

変形性肩関節症の正確な患者数を把握した公的な統計データは少ないのが現状です。しかし、一般的に変形性関節症は高齢者に多く見られる症状であり、肩関節に限定したものではありませんが、厚生労働省の国民生活基礎調査によると、関節痛を訴える人は非常に多いことが分かっています。

変形性肩関節症は、変形性股関節症や変形性膝関節症と比較すると患者数は少ないとされていますが、高齢化が進む日本においては潜在的な患者数は増加傾向にあると考えられます。特に、肩関節は腕を上げたり下げたりする際に大きな負担がかかるため、痛みを抱えている方は少なくありません。

変形性肩関節症は、放置すると症状が徐々に進行していきます。初期の軽い違和感から始まり、やがて着替えや家事など、腕を動かすたびに強い痛みを伴うようになります。さらに悪化すると、寝ていてもズキズキと痛むようになり、夜間の睡眠が妨げられることもしばしばです。

最終的には、関節の動きが大きく制限され、腕を真上に上げられなくなったり、背中に手が回らなくなったりと、日常生活が大きく制限されます。最悪の場合、痛みを和らげ、動きを回復させるために、手術を選択せざるを得ない状況に陥る可能性もあります。

変形性肩関節症の原因

開院以来、当院には変形性肩関節症でお困りの方が多く来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、変形性肩関節症の原因はひとつではないということです。

変形性肩関節症の原因として次のものが挙げられます。

変形性肩関節症は、一つの原因だけで発症するのではなく、複数の要因が複雑に絡み合って起きることがほとんどです。

例えば、長年の生活習慣からくる姿勢の悪さに加えて、年齢による軟骨の摩耗が進行することで発症することもあります。また、過去のケガによって肩のバランスが崩れた状態でスポーツを続けた結果、症状が悪化することもあります。

このように、人それぞれ異なる要因が組み合わさって症状が現れるため、個々の原因を見極めた適切なアプローチが重要になります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

変形性肩関節症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性肩関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで一時的に痛みを抑える対処法であり、根本的な原因を解決するものではありません。また、胃腸障害などの副作用が出る可能性もあります。

関節内注射

注射の効果は一時的で、持続的な効果は期待しにくい場合があります。また、注射を繰り返すことで感染症のリスクが生じることもあります。

理学療法

継続しての運動が必要となり、自己流で行うと症状が悪化する恐れもあります。専門家による継続的な指導が必要となります。

手術療法

入院が必要となり、費用や身体への負担が大きくなります。リハビリ期間も長く、回復までに時間を要することが多いです。

変形性肩関節症を改善するために

まずはあなたの変形性肩関節症の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、変形性肩関節症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

変形性肩関節症のQ＆A

変形性肩関節症は自然に治りますか？

一度すり減った軟骨は自然には元に戻りません。痛みを放置すると、さらに症状が進行する恐れがあります。当院では痛みの根本原因にアプローチし、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送れるようサポートします。

変形性肩関節症の人がやってはいけないことはありますか？

無理に肩を動かすことや、重いものを繰り返し持ち上げるといった動作は避けるべきです。痛みを我慢して動かすと、かえって炎症を悪化させることにつながります。当院では、一人ひとりの状態に合わせた適切な生活指導を行います。

五十肩と変形性肩関節症はどう違うのですか？

五十肩は炎症が治まれば徐々に動かせるようになりますが、変形性肩関節症は軟骨がすり減ることが原因のため、根本的なアプローチが必要です。当院では、それぞれの症状に合わせた施術で、痛みの改善を目指します。

肩関節のゴリゴリ音は放置しても大丈夫ですか？

ゴリゴリという音は、軟骨がすり減って骨同士がこすれているサインである可能性があります。放置すると痛みが強くなったり、関節の動きが悪化したりする恐れがあるため、早めのケアをおすすめします。

ヒアルロン酸注射は効果がありますか？

ヒアルロン酸注射は、一時的に痛みを和らげる効果が期待できますが、根本的な解決にはならないことが多いです。当院では、肩周りの筋肉や関節のバランスを整えることで、注射に頼らない身体づくりをサポートします。

変形性肩関節症は寒くなると痛みますか？

寒さで血行が悪くなると筋肉が硬くなり、痛みを感じやすくなることがあります。冷えは関節の痛みを増す要因となりますので、肩を温める対策が有効です。当院では、血流を良くする施術で、寒さによる痛みの緩和を図ります。

変形性肩関節症に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体と変形性肩関節症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

変形性肩関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。どうか諦めないでください。変形性肩関節症は、単に肩だけの問題ではありません。根本的な原因にアプローチし、体全体のバランスを整えることが非常に大切になります。

当院の施術は、あなたの体の歪みを丁寧に調整し、肩への負担を減らすことで、肩本来の動きを取り戻し、痛みのぶり返しにくい体づくりを目指します。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。