スマホ首

スマホ首とは

「スマホ首」とは、スマートフォンやパソコンを長時間使用する際に、首が前に突き出た状態になることで、首や肩に過剰な負担がかかり、さまざまな不調を引き起こす症状の総称です。

医学的な正式名称ではありませんが、多くの人が抱える現代病として広く知られるようになりました。通常、人間の頭の重さは5〜6kgほどありますが、首が15度前に傾くだけで、首や肩にかかる負担は倍の10kg以上にも跳ね上がります。

さらに深くうつむくと、その負担は20kg、25kgと増えていき、まるでボーリングの球を首だけで支えているような状態になるのです。このような不自然な姿勢が続くことで、首周りの筋肉や神経に負担がかかり、痛みやしびれ、自律神経の乱れなどを引き起こします。

厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、肩こりや首の痛みは男女ともに自覚症状のトップクラスに挙げられます。具体的な「スマホ首」の患者数に関する公式な統計データはありませんが、スマートフォンの普及率を考えると、潜在的な患者数は膨大であると推測されます。

日本のスマートフォンの世帯普及率は95%を超えており、多くの人が長時間使用しているため、肩や首の不調を抱えている人は非常に多いと考えられます。また、若年層ではスマートフォンやタブレットの利用が習慣化しているため、20代や30代の若者にも急増している傾向にあります。

スマホ首を放置すると、単なる肩や首のこりだけでなく、体全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

最初は肩や首の慢性的な重さや痛みに悩まされますが、症状が進行すると、吐き気やめまい、自律神経の乱れからくる不眠、イライラ、そして手足のしびれといった神経症状にまで発展することがあります。

さらに悪化すると、首の骨と骨の間にある椎間板が変形し、頚椎椎間板ヘルニアやストレートネックと呼ばれる状態になるリスクが高まります。これにより、首の神経が圧迫され、上半身の広範囲にしびれや麻痺が生じる危険性も出てきます。

最終的には、日常生活に大きな支障をきたし、仕事やプライベートを心から楽しむことができなくなるかもしれません。

スマホ首の原因

開院以来、幾人ものスマホ首でお困りの方が来院されています。

これまでの臨床経験や初回の検査結果から断言できるのは、スマホ首の原因はひとつではないということです。

スマホ首の原因として次のものが挙げられます。

スマホ首は、一つの原因だけで起こるわけではありません。長時間の不適切な姿勢、運動不足による筋力の低下、そして精神的なストレスなどが複雑に絡み合って発生します。

たとえば、姿勢の悪さが続くと、首の筋肉が硬くなり、その結果血流が悪化します。さらに、血流が滞ることで自律神経も乱れ、肩や首のこりをさらに悪化させてしまうのです。このように、悪循環が繰り返されることで、単なる肩こりからめまいや吐き気といった深刻な症状へと進行していきます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

スマホ首にお悩みなら是非当院にお任せください。

病院とはここが違います

スマホ首への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬はあくまでも痛みを一時的に抑える対症療法です。痛みの根本的な原因を解決するものではなく、薬の効果が切れれば、再び症状が現れることがほとんどです。また、長期的な服用は、胃腸への負担など副作用のリスクもあります。

リハビリテーション（理学療法）

専門家による指導は受けられますが、改善には継続的な運動が必要となります。一人で地道に続ける必要があり、効果を感じるまでに時間がかかるため、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

物理療法

電気や温熱、牽引などの物理療法も、筋肉の緊張を和らげたり血流を良くしたりする効果はありますが、根本的な骨格の歪みや姿勢の悪さを改善するものではありません。あくまでも補助的な治療法であり、症状が再発する可能性が高いです。

スマホ首を改善するために

まずはあなたのスマホ首の原因を明らかにします。原因が分からないまま治療を進めてしまっては改善が見込めないからです。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、スマホ首の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

スマホ首のQ＆A

スマホ首は自然に治りますか？

残念ながら、自然に治ることはまずありません。スマホ首は、日頃の習慣的な姿勢の悪さからくる骨格の歪みが原因です。根本原因を解決しない限り、放置すればするほど症状は悪化していきます。

スマホ首の人がやってはいけないことは何ですか？

最も避けるべきは、長時間うつむいた姿勢を取り続けることです。特に、寝ながらスマホを見たり、長時間のデスクワークで背中を丸めたりする姿勢は、首への負担を大きくするので注意しましょう。

スマホ首を放置するとどうなりますか？

初期の肩こりや首の痛みだけでなく、めまい、吐き気、手足のしびれ、慢性的な不眠など、全身に様々な不調を引き起こす可能性があります。さらに進行すると、ストレートネックや頚椎ヘルニアといった深刻な状態に発展するリスクもあります。

ストレートネックとスマホ首は同じものですか？

厳密には少し違いますが、スマホ首が進行した状態がストレートネックだと言えます。スマホ首は、スマホの使い過ぎで起こる症状全体を指し、その結果として首の骨が真っすぐになった状態をストレートネックと呼びます。

スマホ首は猫背と関係がありますか？

大いに関係があります。猫背になると、重心を保つために頭が前に出やすくなります。結果として首の骨のカーブが失われ、スマホ首の状態を悪化させてしまうのです。猫背とスマホ首は、どちらかが原因で、もう一方が結果となる密接な関係にあります。

スマホ首はめまいや吐き気と関係がありますか？

はい、大いに関係があります。首の骨が歪むと、首周りの血管や神経が圧迫され、自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れは、めまいや吐き気、不眠といった様々な不調を引き起こす原因となります。

スマホ首は自分で治せますか？

一時的に症状を和らげることはできますが、根本的な改善は難しいでしょう。スマホ首の原因は、日々の習慣による骨格の歪みです。プロによる正しい診断と施術を受け、ご自身の生活習慣を見直すことが改善への近道です。

子供でもスマホ首になりますか？

はい、最近は子供でもスマホ首になるケースが増えています。スマホやタブレットの利用が増え、大人と同じように長時間うつむいた姿勢をとることで、首の不調を訴える子供が増加傾向にあります。

スマホ首に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の三軸バランス整体とスマホ首は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

スマホ首は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。