男性更年期

男性の更年期障害とは

男性更年期障害（LOH症候群）とは、主に加齢に伴って男性ホルモンの一種であるテストステロンが減少することで、心と体にさまざまな不調があらわれる状態のことです。

女性の更年期障害のように閉経というはっきりとした区切りがなく、症状も個人差が大きいため気づきにくいのが特徴です。また、疲労感、不眠、気分の落ち込みといった症状は、仕事のストレスや年齢のせいだと考えられがちで、適切な対処をせずに放置してしまうケースが多く見られます。

厚生労働省の調査によると、国内には40代以降の男性の約600万人以上が、男性更年期の症状で悩んでいると考えられています。このうち、テストステロンの減少が原因と診断されるLOH症候群の患者は、およそ200万〜300万人に上ると推定されています。

しかし、女性の更年期に比べて認知度が低く、多くの人が「年のせい」「ストレスのせい」と考えて病院を受診しないため、潜在的な患者数はさらに多いと考えられます。

男性更年期（LOH症候群）の症状を放置すると、心身の不調が悪化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。集中力や意欲の低下によって仕事のパフォーマンスが落ちたり、うつ病などの精神疾患につながったりするリスクが高まります。

また、家庭内では、イライラや気分の落ち込みから夫婦関係や家族関係が悪化することも少なくありません。身体的な症状としては、筋力や骨密度の低下が進み、生活習慣病のリスクが高まるだけでなく、将来的に心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こす可能性も指摘されています。

放置することで、心身のバランスが崩れ、充実した日々から遠ざかってしまうことになります。

男性更年期の原因

開院以来、当院には男性で更年期障害にお悩みの方が数多く来院されています。

これまでの臨床経験やその際の初回検査結果から断言できるのは、男性の更年期障害の原因はひとつではなく、いくつかの要因が重なりあい絡み合って起こるということです。

男性更年期の原因としては次のような事が考えられます。

男性更年期の症状は、一つの原因だけで起きるわけではありません。加齢によるホルモン減少が引き金となり、そこに長年のストレスや不規則な生活習慣が重なることで、症状が複雑に絡み合って現れることがほとんどです。

例えば、仕事のストレスで睡眠不足が続くと、さらにホルモン分泌が滞り、イライラや気分の落ち込みが加速するといった悪循環に陥りやすくなります。これらの複数の要因が積み重なることで、心身の不調がより深刻化していくのです。

男性の更年期障害の原因は一人ひとり異なり複雑な為、改善のためにはしっかりとした検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

男性更年期への対応としては、次のようなものが一般的です。

薬物療法

眠気や口の渇きなどの副作用が出ることがあります。また、根本的な原因解決にはならず、薬をやめると症状が再発する可能性があります。

男性ホルモン補充療法

前立腺がんや前立腺肥大症のリスクを高める可能性があるため、治療前に厳密な検査が必要です。また、定期的な通院と血液検査が欠かせません。

漢方薬

効果が出るまでに時間がかかることが多く、即効性は期待できません。また、体質に合わない場合は効果がない場合もあります。

カウンセリング・精神療法

専門のカウンセラーや医師を見つけるのが難しく、効果を実感するまでには、時間と根気が必要になります。

男性更年期を改善するために

まずはあなたの更年期障害の原因を明らかにします。原因の違いにより男性更年期改善への道筋が全く違ってくるためとても重要です。

当院は、様々な角度から行う充実した検査で、男性更年期の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に独自の施術を進めていきます。

当院の特徴

鍼灸など４種類の国家資格を持ち臨床経験豊富な院長が、初回検査から治癒まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いつまでも注射や薬の服用は続けたくない、誰にも症状を理解してもらえずどうしたら良いのか分からない方にも責任をもって身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、初診時検査から施術まで院長が一貫して行うことで効果を上げている当院にご相談下さい。

なぜ整体が男性更年期障害に有効なのか

男性更年期障害は、ホルモンバランスの乱れだけでなく、自律神経の乱れが深く関わっています。整体は、身体の外側からアプローチすることで、この自律神経のバランスを整え、つらい症状を根本から改善へと導きます。

自律神経の調整

ストレスや疲労が蓄積すると、自律神経のバランスが乱れ、交感神経が過剰に働きやすくなります。整体では、背骨や骨盤の歪みを調整し、神経の通り道である脊髄への圧迫を取り除くことで、自律神経の働きを整えます。これにより、心身をリラックスさせる副交感神経が優位になり、イライラや不眠といった症状の緩和が期待できます。

血行・リンパの流れの改善

体の歪みや筋肉の緊張は、血管やリンパ管を圧迫し、血行やリンパの流れを滞らせます。整体によって体のバランスが整い、筋肉が緩むと、全身の血行が促進されます。血行が良くなることで、新鮮な酸素や栄養が体に行き渡り、疲労回復や新陳代謝の向上につながります。

ホルモンバランスの調整

自律神経は、ホルモン分泌をコントロールする脳の視床下部とも深く関わっています。整体によって自律神経のバランスが整うと、視床下部の機能も安定し、テストステロンをはじめとするホルモンの分泌が正常化されることが期待できます。

睡眠の質を向上させる

不眠や眠りの浅さも、男性更年期によく見られる症状です。体の歪みや緊張は、寝ている間も体に負担をかけ、深い睡眠を妨げます。
整体で体のバランスを整え、筋肉や関節の緊張を緩めることで、リラックスした状態へと導きます。その結果、副交感神経が優位になり、質の良い睡眠を取りやすくなります。

筋力低下と骨密度の改善

男性更年期障害は、筋力や骨密度の低下も招きます。整体では、関節の可動域を広げたり、体の使い方を指導したりすることで、筋力低下の予防や改善を図ります。また、骨格の歪みを整えることで、体にかかる負担を均等にし、骨密度の維持にも貢献します。

このように、整体は自律神経や血行、ホルモンバランスといった、男性更年期障害の根本的な原因に総合的にアプローチすることができます。だからこそ、整体は男性更年期障害で悩む方に安全で有効な手段となります。

男性更年期のQ＆A

男性更年期は自然に治りますか？

男性更年期の根本的な原因はホルモンバランスの乱れなので、放置すると悪化するケースが多いです。一時的に症状が和らぐことはあっても、原因が解決したわけではないため、適切なケアで根本から整えることが大切です。

男性更年期の人がやってはいけないことは？

過度な飲酒や喫煙、睡眠不足、不規則な食生活など、自律神経のバランスを乱すような生活習慣は避けるべきです。また、悩みを一人で抱え込まず、誰かに相談することも重要です。

若くても男性更年期障害になることはありますか？

はい、あります。過度なストレスや不規則な生活は、年齢に関係なくテストステロンの分泌を低下させます。20代や30代でも、強いストレスにさらされている場合は注意が必要です。

男性更年期障害は、女性の更年期障害と同じですか？

いいえ、同じではありません。女性の場合は閉経という明確な区切りがありますが、男性は加齢とともにテストステロンが徐々に減少します。このため、気づきにくく、症状も多岐にわたるのが特徴です。

男性更年期はうつ病と似ていると聞きますが、違いは何ですか？

どちらも精神的な不調を伴いますが、男性更年期はホルモンバランスの乱れが主な原因です。うつ病は精神的な要因が強く関わります。両方の可能性もあるため、体のバランスを整えるケアが大切です。

男性更年期は遺伝しますか？

遺伝する病気ではありません。ただし、骨格や体質が似ているため、同じような生活習慣やストレスの受け方をして、似たような症状が出ることがあります。あくまで生活習慣が大きく影響します。

どうすれば男性ホルモンを増やせますか？

適度な筋力トレーニング、質の良い睡眠、亜鉛やビタミンEを多く含む食事を心がけることが効果的です。また、ストレスを溜めないように趣味やリラックスする時間を作ることも重要です。

男性更年期に悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体法と男性更年期は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

男性更年期は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。